テラーノベル
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俺の名前は…まぁどうでもいい。洒落たもんが好きなただのオヤジだ。
今日もこの洒落た店《ダン・ダルス》で日頃の疲れを癒している。
洒落た飯、洒落た店員、洒落た髪の常連客…新客がいるな。
本当に落ち着くぜこの空間…
「これラムが頼んだやつか?」
「おん。肉増し増しバーガーはラムのや」
「結構な大怪我してたよね?あの人」
「最近、食事制限してたらしいぞ」
掃除屋がいることを除けばな。
ヤツらもここの常連だ。斑獣退治を生業にしてる連中らしいが…人通者とかいう1つの物に依存してるヤツらは気味悪くて仕方ねぇ
「サラダ貰っていいか?」
あの刺青野郎は目付き悪いし
「このサラダはラムの好きなやつやぞ」
あの上品そうな野郎も…目付き悪いし!!
「エンジン、わたしのあげるよ。」
あの可愛い子も目付き悪いし!!
「これなんて言う食べもんだ?」
あの小僧に関しては極めて目付き悪い!完全にピキってる!!
「あ、ラムさ〜ん!こっちこっちぃー」
「早いなお前ら。アイツらまだ来てねぇのか」
なんなんだこの美人筋肉は!!目付き悪い訳じゃないが身体中にある刺青と怪我の跡でヤバさが伝わる!!
これが斑獣を相手にした者の末路か…!?
もう…恐ろしすぎる!!!
「帰るっっ!!」
「まいど〜」
「で、なんでいつも悠長に “飯会” 開くんだよ襲撃されたばっかじゃねぇか」
ルドが声を荒らげる中、ラムレザル捜索隊の面々は食事にパクついていた
「わかってねぇなぁ。オレらには “息抜き” ってのが必要なんだよ。」
「そーそー。一仕事終わったらとりあえず皆で飯だよな!!ね!ラムさん!」
「おー。そうだな。あ、すんませーん生ひとつ」
「もっと緊張感とかよ…」
真昼間からビールを飲むラムレザル(2杯目)に呆れているルド
「言いたいことは分かるぞルド。でもなどんだけ絶望的な状況でも飯と団欒があれば次も頑張れるんだ」
グリスは笑いながらそう言った。
「それに今日は店とラムの奢りだ」
「え?」
「ここのオーナーがラムに助けられたそうだ。よって今回は店とラムで食費はあっち持ち。だよな?」
そういうとグリスは屈曲な店員に話を振った。
「はい。ラムレザルさんには食材が入った車を斑獣から守ってくれましたので。今回はこちらが半分、ラムレザルさんが半分持ちですよ」
「な?」
「元々顔見知りってのもあるけどなー。」
「そういやアイツらは?」
「もーそろそろ…」
どうやら他にも来る客がいるらしくルドが口を開けた瞬間、扉が力強く開かれた。
「おまたせダゾ!!みなのものぃ!!チーム “チャイルド” けんっざんっだぃ!!」
「お疲れ様」
現れたのはいつぞやの親子と着ぐるみ(?)を着た女の子とぽやっとした感じの男の子、そして
「あ」
「あ」
あの例のシスターだった。
「知り合いぃ?」
「ただの顔見知り。」
「へぇ〜」
「ルドはこの4人は知らないか紹介がまだだったな。」
頭に布を巻く男…ブロは自己紹介を始めた。
「この子はギータ・ベビィ・ファンタジア。こっちは知ってるな?ディア・サンタだ。俺は “チャイルド” の頭…いや責任者のブロ・サンタだ。そしてこっちが…」
「デルタ・イバン。さっきぶりだな迷子のクソガキ」
「こら、デルタやめなさい。ごめんなルド。で、こっちの男の子がデルタの弟のイオタだ。他にもチャイルドのメンツはいるんだが仲良くしてくれ」
「そうだぃ!仲良くしてぃ!」
「仲良くしてねルドくん」
「なんでイオタ連れて来たんだ?」
「実戦経験を積ませるのもいいかなーって」
「ねぇねぇ上の事とかもっと聞かせてよぃ」
「聞かせて聞かせて」
「ちけぇ!近ぇ!!」
ギータとイオタがルドにグイグイ行くのでデルタはため息をつきながらそれを止めていた。
「2人ともそれ聞くのやめろ。プライバシーの侵害だぞ」
「なんでぇ?」
「でぇ?」
「コソコソ動いてる輩がいるからだよ」
エンジンは口を開いて先日の襲撃事件の詳細について話し出した。
「リスクを負わずに掃除屋の “穴” 探しか」
「姑息なやり方しよってからに」
「この感じまた荒らし屋かね」
「可能性はある。何せ今の荒らし屋は執念深いと聞く」
「しつこい奴きらーい」
大人メンバーで口々に考察をしている間、子どもメンバーはルドにちょっかいを出していた。
「だからもっと緊張感をだな…」
「なんだ?あんたら誰かに狙われてるか?」
ラムレザルが4杯目のビールを飲んでいる時、不意に後ろから声をかけられたルド。
「…あぁ?知らねぇよ盗賊とかじゃねぇの…」
「盗賊?もしかして荒らし屋かぁ?そりゃあ厄介なのに目付けられたなァ。」
フード被る青年はそう答える。
「荒らし屋と言えばどうやら最近躍起になって何かを探してるって聞いた事あるな…なぁ!!なんだっけ?」
「知らない」
「気ィ付けろよ兄ちゃん。荒らし屋の頭が変わってから “目付けた物は手段を問わず必ず手に入れる” かなり執念深い集まりになったらしいからね。もっと緊張感持たないと簡単に奪えそうだよ」
「?」
「あぁそうだ思い出した。これと同じ物を探してるんだ」
青年は懐から《あるもの》を取り出しルドに見せた瞬間ルドは目を見開いた。
「タダでいい。俺が荒らし屋の頭という情報料は「おにぃさぁん?うちの子お触り禁止なんだよねぇ…その手離せよぶっ殺すぞ」
いつの間にかそばに立っていたラムレザルは青年の手を掴み青年を睨みつけていた
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