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涼ちゃんだけ頭文字を入れていません。
まさに主人公目線です。
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大「わか~い?ここ分かんないんだけど!教えてよ~」
若「阿呆か 俺もっと前で行き詰まってるわ」
大 若「りょうちゃ~ん……」
「笑 しかたないな~!後輩共!年上が教えてやろう!笑」
大「うわうわうわ!うっぜ~!」
若「居るわ居るわこういう奴!」
「んだと!教えないけどいいか!?笑」
大 若「それは駄目!」
今は皆で勉強会中。
このシンクロする二人、全然勉強しない。ていうかそもそもやる気が無い。
冷房の効かない暑い部屋で汗かきながらするのがいいんだよね。
みんみんと蝉が鳴いていて、ちりんちりんと涼しげな風鈴の音が微かに聞こえる。
麦茶もあっという間に無くなっちゃう。
「あ~、蚊取線香無くなっちゃった
買いに行ってくるね~」
大 若「同行させて頂きます。」
「どうせ勉強したくないだけでしょう……」
大「どうせ駄菓子屋行くならさ!あそこ、通ろうよ!」
若「確かに!まだあるかな~?」
「分かんないな~」
大「おぉぉぉぉぉぉ!」
若「残ってる!」
「ここ響くんだよね~!」
大「吹いたそよ風が~」
若「何それ、どの歌手さんの歌?」
大「自分で作った!」
若 藤「すげ~!」
大「まぁね~!」
「おばちゃん!蚊取線香ちょ~だいっ!」
大「ついでにいつものも!」
『はいはい、分かってるよ』
『ほい、おばちゃんのサービスで紙風船入れておいたよ』
若「紙風船~?」
『なんだ、文句でも言うんか!なら買うな!笑』
若「ごめん⤵︎ ね⤴︎!」
大「A☆HA☆HA☆ゲホ、ゴホ、あ"~息できないw」
「ツボ浅すぎない?w」
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「……はッ、?」
随分と前の夢を見たようだ。
「……笑 今上手くやってるかな、二人共。」
夏の蝉のせいにして ただ所為にして
胸につかえた言葉は隠れる
夏の影のせいにして また所為にして
まだまだ溶けないで コップの氷よ。
過ごしていたあの夏の想い出は
今でも瞼の裏で生きてる
恋をした その夏に恋をしていた
あの風は何処かで
あなたに吹いているといいな。
そうだといいな。
今にとっては何の変哲もない夏だけれど
あの頃にとっては、
特別な夏休みだったのだろう。