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第40話 言えない何か
「……君から、ジェイドの話を聞いてみたい」
(も、もしかして……すでに私が〈時空魔法〉を使ってるってバレてるんじゃ……!)
ラズワルドからの言葉に、危機感を覚える理世だったが――
(いやいや、もし本当に気づいていて、確信があるなら……もう少しシャレにならない雰囲気が出ているはず!)
長く眠っていたことで集中力を戻りつつあった理世は、そう自分を落ち着かせる。
(なら、ここで言うことを間違えなければ……大丈夫!)
強く自分に言い聞かせる間も、理世は「うーん」と唸って口を開く時間を稼ぐ。
(とはいえ変に突っ込んじゃうと、自分から協力関係のことバラすことになるし……でも半端なことを言えば怪しまれそうだし……)
「うーん……」
「……」
理世の返事を待つラズワルドの顔は、ただ黙って話し始めるのを待っている。
その真面目で厳格な表情が――ふと、直前に************************
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