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第112話『互いの覚悟』
中華連合武闘場。
準々決勝・第四試合。
蒼厳(龍)
VS
じゃぱぱ(虹)
場内は静まり返る。
誰もが、この一戦の行方を見守っていた。
じゃぱぱが深く息を吸う。
「今度は……本気で行く!」
一気に踏み込む。
先ほどまでとは比べものにならない速度。
蒼厳の懐へ飛び込む。
右拳。
左拳。
回し蹴り。
怒涛の連撃。
しかし。
蒼厳は最小限の動きでかわしていく。
まるで、じゃぱぱの動きをすべて読んでいるかのようだった。
観客席で李牧が静かに言う。
「蒼厳将軍は、技ではなく”流れ”を見ています。」
王翦も頷く。
「だから攻撃が途切れる瞬間を逃さない。」
じゃぱぱは攻撃を止めず、最後の一撃を放つ。
「はあっ!」
鋭い拳。
蒼厳はその拳を受け流し、半歩だけ前へ出る。
二人の距離はほぼゼロ。
「……!」
じゃぱぱの表情が変わる。
#リゼロ
すず
144
33
蒼厳は静かに言った。
「成長しましたね。」
「黒龍大戦の頃より、ずっと強くなっています。」
じゃぱぱは笑う。
「その言葉、うれしいわ。」
「でも……まだ終わらへん!」
身体をひねり、至近距離からもう一撃。
蒼厳はそれを受け止める。
ドンッ!
衝撃が武闘場に響く。
二人はそのまま押し合う。
互いに一歩も引かない。
観客席から大歓声が上がる。
なおきりが拳を握る。
「じゃぱぱ!」
シヴァも叫ぶ。
「負けるな!」
蒼厳は静かに力を抜いた。
その一瞬。
じゃぱぱは体勢を立て直し、すぐに距離を取る。
「危なかった……。」
蒼厳は穏やかに微笑む。
「あなたは、私が本気を出さなければ勝てない相手です。」
その言葉に、会場がざわつく。
龍国最強の将が、ついに本気を見せようとしていた。
コメント
1件
いやあ、もう112話……ここまで積み重ねてきたじゃぱぱの成長が、蒼厳将軍に「黒龍大戦の頃よりずっと強くなっています」と言わせたのが熱すぎます。互いに読み合いながら、一歩も引かない押し合いの場面は手に汗握りました。そしてラストの「本気を出さなければ勝てない相手」——次回、最強同士の全力がどう描かれるのか、待ちきれません!