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今日もいい天気だ
学校か
今日、学校…来ないよな
放課後病院でも行くか
僕…いや俺はいわゆる問題児
先生から目をつけられる生徒だった
みんなからは怖がられ、友達も多くはなかった
男友達の蓮とよく一緒に飯を食べる
それが1番うまいんだよな
一人で電車に揺られながら病院に向かう
「大丈夫かな…」
ついそんな独り言が出てしまう
それだけ大切に思ってるってことだ
桜は俺の妹みたいな存在だ
俺の家族は全員死んだ
皆俺が中学生の頃に居なくなった
大好きだった兄ちゃんも死んだ
いちばん悲しかった
なんでなんだよ
なにか出来なかったのかと
いつも自分を苦しめてばっかだった
でも、桜に会うと気持ちが楽になる
それになんか胸があったかいんだ
たまに恥ずかしくなるし
服なんかこれでいいのかなとか思う
これが…
これが恋なのかな?
こんな問題児な俺が恋なんてしていいのだろうか
結構考えていた
でもいいや
もう
どうでもいいんだ
せめて桜だけでも守りたかった
何も出来ないけど
守りたかったんだ