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「天使の息吹」
あるところにとても綺麗な天使がいました
その天使の役割は、太陽系にある
「自然が綺麗なこの星を管理してくれ」
と大天使に任命されこの星を管理しています。
ところがある日
その星に生まれた新たな生命体がものすごいスピードで文明の発達をしてきました。
その文明の発達の速さから天使は驚きました。
そこでその天使はこれはいけないと思い
すぐさまユニバース会議を行いました。
そこは天使たちが集まり、自分の管理下の星の状況を話し合うところでした。
そこで青い星の管理をしていたその天使は
今まであった生命体のことを話しました。
そうしたら他の天使も同様目をまん丸くさせました。
そこで一番偉い
大天使様がその生命体を重要とし
呼びやすいように名を考えることにしました。
「そいつらはどのような見た目をしているのか?」
天使がいいます。
「なんというか、手足が長く…二足歩行です」
「青い星ではなんと呼ばれているのか?」
「確か、最近ではニンゲンだった気がします。」
「なんだ、ニンゲンというのはコロコロ名前が変わるのか?」
「なんといいますか…」
そこで長い時間をかけ
そのニンゲンという生命体のことを話、
結局ニンゲンという名前に決まりました
その会議でまた新たな任命をされました。
「青い星を汚さないよう。ニンゲンを監視しておけ」
天使は少し「はぁ」と溜息をつきました。
そこでニンゲン界では小規模の台風が発生しました。
またある日のこと
ニンゲンがまたよからぬ事をしでかしました。
森林の伐採、戦争、自然環境の破壊
これは今に始まったことではありません。
ですが最近は特に酷くなっています。
こういったニンゲンの行いで、ほかの生命体が生きづらくなってしまったのです。
天使は次の会議で怒られることは目に見えていました。
そして次の会議までにこの環境をどうしようかと悩んでいました。
天使は何も思いつきませんでした。
そして次のユニバース会議
天使は大天使にこっぴどく怒られました。
そして自分の管理下に戻ったあと、地球を眺めて、「全部ニンゲンのせいよ!」自分のせいじゃない。と言い聞かせ大泣きしてしまいました。
その涙で海の水が溢れそうになるほど泣きました。
ですが、雨がほぼ全く降らない国では「神様の涙だ」と神様に感謝しました。
天使は感謝されたことに少しいい気分になり、
どこかの国も水問題も解決したことで、
もっとこの星のためになることをしようと思ったのです。
ニンゲンが食料を求めれば、天使の「ひゅぅ」
っという一息で空から食料が降ってきます。
ニンゲンが愛を欲すれば地球を優しく包み込みました。
ニンゲンが望むことはなんだってしてきました。
そして数ヶ月後。みるみるニンゲンは変わっていきました。
いつの間にか空飛ぶ車などが出来ていました。
ある日のこと隣の国の天使が来ました。
「あんたたちの星どうなってんの!?」
「私の所と比べて海もこれなに色なのよ…」
天使は気づきました。
願いを叶えてるうちに、ニンゲンは全く自分のことをしなくなったと。
目を細めて見えるのは、富豪に命乞いをしている貧しい人だけ。
いつの間にか海も木も全部腐っていたのです。
天使は自分が間違っていた事に気付かされました。
だけどもう遅いです。
天使は決めました。
一からやり直そうと。
そして天使は「ふぅっ」と一息で全て終わらせました。
__________
おしまい