シェアする
ねえ
ふわっと香る
秘密の恋に
君は
気づいてくれたかな
中学校一年生 入学式
短いようで長い階段を、私は駆け上った。
それはまるでこれからの学校生活を表しているかのようだった。
私「おはよう!みらいちゃん!」
みらい「おはよう!何組だった?」
みらいは私の幼馴染
家が近くて幼稚園も同じ
だけど会ったら話す程度の友達
私「2組だったよ!」
みらい「私1組だった!隣だね!」
私「そうだね!ていうかこの階段つらくない?」
みらい「それな!つかれたよー」
1から3組までが3階
4から8組までが2階の一年生フロア
みんな、なんか来るの早くないか!?
全然時間に余裕あるのになんか遅刻した気分
そんなことを思いながら私は教室のドアを開けた