この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません
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深澤side
久々の二人揃ってのオフ。ゆったりまったりいちゃついてたら舘さんが変なことを言い出した
『…ふっかってさ、細いじゃん』
「急に?いやまあ、痩せ型ではあるよね」
『でも、普段俺が抱かれてるじゃん』
「うん。え、待ってなんの話?」
『…俺が乗ったらさ、ふっか折れちゃうよなぁって、思って』
なんか急に営みの話始まりましたけども。そんなやわな人間だと思われてんの?あ、だから騎乗位とかやりたがらないのか。でも遠慮してたってことは挑戦してみたい気持ちはあるってことで良いのかな、だとしたら可愛いな。誘ってくれたり
『でもね、対面座位っての、ちょっと気になってて』
「え、意外。いちゃこらしたいの?」
彼から甘えてくるとか、いちゃいちゃしたいーとか、そんなこと今まで1回もなかったからびっくり。対面座位って密着度高いしキスしやすいしでいちゃつきたいカップルにはもってこい、みたいなの聞いたことあるからそういうイメージ強いんだけど。何に感化されたんだろ
『…阿部が前やって良かったって言ってたから』
「あー…確かに相手めめだもんな、あーゆーの得意そ…」
かれこれ2、3年付き合ってるらしいめめあべは未だらぶらぶ。俺らみたいな熟年夫婦感満載のカップルからするとぶっちゃけ羨ましい。お互いあんな素直に甘えれるんだもん、すげえよ。めめが阿部ちゃんにぞっこんだからなあ…ありゃ長続きするぞ、多分
『ふっかはさ、俺とそういう…カップルっぽいことするの嫌?』
「嫌なわけないでしょ、普段言わないけどちゃんとだてのこと好きだし」
『…やば、ちょっと照れるかも』
なんだなんだ、可愛いなぁ。そんな可愛い舘のために一肌脱いでやるか
「今日する?」
『…したい』
「じゃあ今日はいっぱいスキンシップとろっか」
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正座みたいな感じで座った俺の上に彼が跨がり、ゴムをつけた屹立を後孔に充てがう。痛くないようにと優しく、甘く解かしたそこはゆっくり開いて少しずつ俺のものを飲み込んでいっている。俺の肩を掴む手は緊張からか少し震えていた
『はぁ……っん…ふっか、』
「んー?」
『っぁ、♡…っ、お、重くない、?』
「全然大丈夫、何ならもっと体重かけてくれていいよ。くっつきたいし」
まだ俺が折れると思っているのか遠慮気味に聞いてくる彼の腰に腕を回して引き寄せる。そんなにか弱くねえよ、確かに舘さんよりは細いかもしんねえけど男だし。彼の動きが止まったところで、多分自力で挿れれる限界が来たんだろうと彼の顔を見る。頬は既にほんのり赤く染まり、ばちっとあった目は蕩けていた
「ぜん、ぶ、入った、?」
『んー…大体入ってる。頑張ったね、偉い偉い』
腰に回していた手を片方持ち上げて頭を撫でてやると嬉しそうに目を細める。その姿が愛おしくて、我慢しきれず口づけるとそれにも嬉しそうに応えてきた。同時に律動が始まると、少しぎこちないものの小さな喘ぎ声が漏れ始め、肩に置かれていた手は俺の首に回される。舘さんってこんなくっつきたいと思ってる人だったんだなぁ、新発見
『っふ…、ぁ、♡ん、っ…』
「ふは、かわい…」
『ん、っ…、ちょ、なん…か、これどう…動く、のが正解なの』
「上下か前後かじゃない?」
『…こっ、ち、のが、動きやすい…、?ぁぇ、ちょ待っ…、♡』
話している間も自重で自滅している彼を眺めながら動きやすいように最小限のサポートだけする。腰を支えるだけ支えてあげて、他は放置。暇だからがら空きの首元にキスを落として時々甘噛みしてみたり。どれが要因なのかわからないけれど、結局抱きついたまま動けなくなってしまった彼の背中をさすりながら甘い声をかけてみる
「なぁにぎゅってしがみついちゃって。奥入ってきもちくて動けなくなっちゃった?」
『…っ、ん、♡』
こくこくと小さく頷いて細く息を吐き出す彼は絶え間ない快楽に小さく震えていた。不規則に中が締まって、動かなくてもなんかちょっとだけ気持ちいい、みたいなよくわかんない状態。とりあえず彼を落ち着かせようと馴染むまでそのまま待機。おっきな赤ちゃん抱えてるみたい
『…ごめ、したいって言っ…た、の、俺なのに、』
「なんで謝んのさ、かぁいい舘見れて俺は満足よ?」
『…でも待たせてばっかじゃん、』
「長いことくっつけるからよくない?」
『…それは、そうかも』
「そ。だて可愛いし幸せだからいーの」
彼の肩に顎を乗っけてよしよししてると段々落ち着いてきたのか呼吸は安定して震えも止まってくる。その代わり俺が我慢できなくなってきちゃってまたまた首筋にちゅーしたりガジガジしてみたり。したら違和感を覚えたのかぺし、と頭をはたかれた
「いて、」
『もぉ、何してんの』
「んー…食ってた、物理的に」
『今やるべきはそういう食うじゃないでしょ…』
「…だてって意外と欲しがりだよね、もう動いても大丈夫そ?」
『え、ふっか動ける?』
「あー…っと、俺が動くって言うか、まあやってみればわかるって」
『…?っ、?!ぇ、あ、♡そ、ゆこと、?』
彼に動けなんて鬼畜なこと言えないと思ったから彼の腰を掴んでゆっくり律動を始める。彼自身も力は入っていないものの腰を揺らしながら俺を求めているのがとても可愛らしかった。普段聞いたことがないくらいの近距離で聞こえる甘い吐息のせいでちょっと色々やばい
「…今日は奥のが気持ちいんだ?」
『…っ、なぁ、なんでわかんの、』
「いやめっちゃ声漏れてるから、わら」
『…ぅ、でも気持ちい、から…っん、♡ぁ、』
後ろで俺のを咥えこんでる上に、彼のものは俺の腹に擦れてるから二重に刺激がいっているんだろう。気づいているのかいないのかはわからないけど気持ち良さそうだし、言ったら恥ずかしがりそうだから言わないでおこう。声が段々大きくなると共に不規則に締まる頻度も上がってくる。耳元で甘く名前を呼ぶと、軽く達したようだった
「ふは、涼太かぁいいねぇ」
『ん、?!はぁ、、?も、狡いまじで…』
「狡くないわ、これ俺の特権」
してやったり、とにんまり笑って口付けを落とすと頬にお返しがきた。まじかよ、だても自分からキスできるようになったんだ…とかなんとか成長を感じていたら可愛い一言が
『じゃあ辰哉って呼んでいいのは俺の特権?』
「…いやそれは親だけかも」
『はぁ、?なんでよ』
「だての辰哉呼びはちょっと、色々クるものがある」
『変態じゃん、』
とか言いながらも行為を再開したいと言わんばかりにじわじわ動いている彼の背中に腕を回して抱き締める。この肉付きの良さが良いんだよなぁ、ふわふわで可愛い
『何なに』
「好きだなぁって」
『…俺も辰哉のこと大好きだよ』
「何々、襲ってほしいって?」
『いやそんなこと言ってな』
「もーそれならそうって言ってよー」
今度は俺が上かなあ。前に体重を掛けて彼を押し倒し、口角を上げた
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なんやかんや体位変えたりしてお互い満足するまでシた後、ぼーんやり二人でごろごろしていると不意に舘さんがスマホを手に取る。何か思い出したように口を開いてこう言った
『お礼言わなきゃ』
「ん?」
『いやこれ阿部がおすすめしてくれたから』
「あーね、メール送れば?」
『うん。…ん、?あ電話かけちゃった』
「何してんの、わら」
【あ、もしもし~】
『もしもし。あの、…あれ。お礼言いたくて』
【あー上手くいった?ふっかー、舘さま可愛かったでしょ】
「何で居るのバレてんの。可愛かったけど、わら」
なんか聞こえてきてね?阿部ちゃんの声と、もう一人分の押し殺したような呻き声みたいな…あとなんだこの音。なんか柔いものがぶつかってるみたいな、スライムみたいな音してんねこれ
【あそうだ、椅子とかソファ座るやつおすすめだよ】
「なんで今勧めてくるんだよ、わら」
【リアルタイムでお伝えしようと思って。ね、めめ。気持ちいじゃんねこれ】
めめ?阿部ちゃん今一人じゃないのか。てかリアルタイムって何?ひょっとして俺らとんでもないタイミングで電話かけちゃったんじゃ
『は?』
「ん?」
《…っ、♡き、聞こえる前に切って、…って、言ったのに、ん…っ、ちょマジで、》
『……このへんで失礼するね』
【ん、じゃあね~】
プツリと電話が切れて顔を見合わせる。うーん、同じ感情になってるなこの顔は
「…あべめめなんだ」
『…あべめめだったね』
コメント
6件

面白かったです💚🖤
もしかして次はあべめめ編いっちゃったり…?🫣🫣💚🖤 そしてふかだてほんと最高ごちそうさまです✨✨💜❤️
いやぁ、ふかだて‼️ありがとうございます😭 最高すぎて泣きました、 だてのあまあま、ほんっっっとうにだいすきで! ……あべめめなんだ、(同じ感想)