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箱根
5,788
明太子に食われる鈴木
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色々注意
「Nice to meet you (はじめまして)!
俺はアメリカだ!」
「……どなたでしょう」
「そんなこと言うなよ、見たはずだぞ、俺の国の船を!」
「……!」
船…あの船……?
阿蘭陀殿の船ではない、志那殿の船でもない…数度だけ来た、真っ黒な、悪魔の船のことか?
ということは…目の前にいるのは……
父上を表舞台に引きずり出し、持病を悪化させ、間接的に殺した……
仇だ。
「お引き取り下さい。父上を殺した者の顔など、これ以上見たくない。」
「ひどいこと言うなよ、親になる気で来たのに」
「は、貴殿が……?」
親になりたいという話は、正直なところ願ったり叶ったりだ。しかし、相手は父上を殺した男だぞ?しかも、今まで交友を取っていなかった赤の他人だぞ?
「Netherlandsに親代わりを頼む気か?……やめといた方がいいぜ、あいつはもう落ち目だ」
「…たとえ事実がどうであろうと、阿蘭陀殿を侮辱するな!」
「HAHA、優しいことだ…Chinaもダメだな、今は親父の支配下同然だ」
「そんな……」
あのとき父上は交友を断っていて正解だった。英吉利…それほどまでに残虐な国だったとは。
それにしても、早速頼みの綱が全て切れてしまった。
残るは、この男のみ。
ふと、これらすべてを企んだのはこの男なのではないかと思ってしまった。
背筋がゾッとする。…まさかな。
「で、どうするんだ?」
家の中には日本がいる。ここで断れば……
いや、でも、招き入れたとして、この男が日本に何かしないとも限らない……
「………よろしく、お恃み申します」
「OK! これからよろしくな、Empire!」
え?
「……何故、俺の舶来語名をご存じで…?」
阿蘭陀殿しか話していなかったはず。俺は今までずっと秘匿された存在だった。赤の他人のこいつがなぜ知っている?
…いや、これからは父と呼ばなけれなばならなかったな。
「Ah……Netherlandsに聞いたんだ!」
男___亜米利加は、目線を逸らして答えた。
なんだか怪しいやつだ。本当に大丈夫だろうか?
まあいい。日本に何もしなければ、表面上親でいてくれるならそれで……
「絶対………てやる…….な」
亜米利加が小声で何かつぶやいていたが、聞き取ることは出来なかった。
二話目です~
[side JE]みたいなのはそのお話の中で誰の視点かを表記したものです!視点がころころ変わるのでこういう形式にしました…
次回もお読みいただけると幸いです!
コメント
1件
あさきさん、第2話読みました…!しんどすぎる…😭 父親(先代)を間接的に♡♡♡た相手が突然「親になる」って乗り込んでくるの、帝国ちゃんの困惑と怒りが痛いほど伝わってきた… 「仇だ」って心の中で叫ぶシーン、ゾッとしたし、それでも日本を守るために頭を下げる決断…泣ける。 しかもアメリカ、舶来語名を知ってるし小声で何か企んでるし「思惑見えぬ」タイトル回収上手すぎて震えた…次回が待ち遠しすぎる!!💕