「よし、全員揃ったな」
いつもよりハキっとした先生の声。
転校生にいい顔をしたいのだろうか。
「今日は転校生が来ている、入っておいで」
ガラガラ
ak )おっはよ〜ございま〜す!俺、あっきぃ!よろしくね!
あぁ、うるさそう、元気だな。
mz)俺はまぜ太、よろしく
不良?ヤンキー?ガラ悪くね?
pr )おではぷりっつや、よろしくな
関西弁、面白そう。
at )俺はあっと、よろしく
イケボでかっこいい、女子人気高そう。
kt )僕はけちゃ!よろしくね!
こいつ、絶対バカだ。
雰囲気から、完全に馬鹿だ。
「え、全員イケメンじゃね?(コソッ」
イジメっ子がコソッと言う。
多分俺にしか聞こえなかったと思う。
イケメン…まぁ、そうかもな。
「席は..ちぐさの周りな」
先生が面白いのか笑いを堪えている。
一体何がおもろいんだろうか。
ak )ちぐちゃ〜ん、どこ〜?
ち、ちぐちゃん!?なんだよそれ…
tg )あ、はい…ここ、です
多分俺のことを言ってるよな。
pr )お、お前がちぐさか、よろしく ニコッ
何も知らないんだろうなぁ。
きっとちやほやされて生きてきたんだろ。
mz)どした?なんか顔強ばってるぞ?
心配そうにいきなり顔を覗いてくる。
tg )ビクッ へ?
驚いてビクッってしちゃった…
kt )びっくりしちゃってるじゃん
少し怒る口調でけちゃさんが言う。
at )まぁでも確かに顔強ばってるな
なんでこいつはこんなイケボなんだよ。
めんどくせぇ。
tg )そんな強ばっ、てます、かね?
話すのになれてないからかカタコト。
「そいつと話さない方がいいよ」
イジメっ子が口を出す。
ak )な、なんで?
疑問げにあっきぃさんが言う。
「菌が移るからだよw」
笑いながらイジメっ子がバカにして言う。
at )菌…ッ?何言って ッ ッ
あっとさんが驚きながら言う。
輝かしい世界で生きていたから影の世界を知らないんだろうなぁ。
「だってキモイじゃんwねぇ?w」
イジメっ子が周りに問いかける。
「もちろんでしょw」
「誰も話しかけないもんねw」
「遊んであげてるから私たち優しい方w」
pr )ちょ、は、え?
ぷりっつさんが混乱しておかしくなってる。
mz)遊んであげてるってどういう…
やっぱり混乱してる…
転校してくるとこ間違えたね、可哀想に。
「え〜?プロレスごっことか」
「お水遊びもしてるよね!」
kt )それは…ちぐが望んでるの?
怪しそうな顔でイジメっ子に問いかける。
「え、もちろん!だよな?(圧)」
誰にもバレないように圧をかけてくる。
tg )ぁ、はぃ…
あーやっちまった。
明らかに思ってない時の返事しちゃった。
pr )絶対思ってなくね…?
ak )それは虐めだよッ!
真相に気づいてしまった転校生達。
一生気づかなきゃ良かったのに。
その方が、幸せだっただろうに。
「そう?wどう思います、先生ー」
味方の先生にイジメっ子が問いかける。
「ん〜、ちぐさが悪いよな、これは」
やっぱりイジメっ子の肩を持つ。
at )はッ、せ、先生までッ?
さらに驚きの事実を知ってしまった。
tg )無駄、なん、ですよ
tg )だから、ほっといて、くだ、さい
俺は既に諦めている。
まぁ、俺はこういうハズレの人生だったんだなってことで。
pr )あ〜、そりゃ無理やで!行こ!
ぷりっつさんがグイッと俺の腕を引っ張る。
tg )ちょ、どこにッ
mz)俺らの家だろ!
は、家?ちょ、え?
理解が追いつかないのだが?
ak )レッツゴー!
はぁぁあぁ?
コメント
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ごめんね!いじめっ子〇してもいい?
ごめーん💦 最近見るの遅れまくる... ちょっとまた鍛えるわ(?) てか、今日も最高すぎ〜🫶🩵👍 どうやったらそんな上手くかけんだよ...教えてくれ... 次も楽しみにしてるよ〜✨🫰🩵