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―――みんなでご飯を食べ終えて今は家へのものすごい気まずい帰路をころねと歩いている。ゆず曰く「死なないようにね…」とのことだ。まあ、僕的にもそうしたいんだけど…
ころね「………(圧)」
この感じ、どうも逃げることも、のらりくらりと避けることもできなさそうだよ…、とそんな事を考えているとすぐに家に着いてしまった。僕は気まずさから、ころねは自分自身の感情に収集がつかないのか、いつもの会話ができずにいた。でも、そんな時間が続くはずがなく、時は少し過ぎて4時間後。
僕はそんなに興味もないテレビを眺めていたら、いつの間にかソファーの横にころねが座っていた。
ころね「ねえ、お兄ちゃん」
もらる「は、はい!」
ころね「………」
もらる「ちょっ!?…ころ…さん?!」
ころは何を考えたのか膝に頭をすとん、と落としてきた。
もらる「えと、、ころね…さん?///」
ころね「………」
ころねは無視していて僕の話を聞いてくれない。でもその無視が何か怒っているように感じて…
もらる「…何か怒らせちゃった?」
僕がそう言うと、聞き取れないほど小さな声で何かを言った。
ころね「癒月と………だったでな」
もらる「…ん?」
ころね「仲良さそうだったでな!!」
次は立ち上がりながらはっきりと家中に聞こえる声でそう言った。立ち上がったころね顔は怒りの表情が浮かんでいた。
その表情から不可能とは感じながら弁明を試みる。
もらる「い、いやだって…ほら…友達だし?だかr」
ころね「友達で膝枕もらうんでな?ふーん?」
もらる「……それは〜、、えっと〜(;-ω-)a゙」
ころね「“えっと”?(^^)(圧)」
…予想通り、見事にカウンターを受けた。
予想していた事とはいえ、いざカウンターされたらそれなりに動揺するものである。
反撃したころねは「言い訳は許さん」と言うスタンスを崩しそうに無いので、正当性のある理由をころねの圧に耐えつつ考える。だが、そんな理由あるわけがなく…
もらる「返す言葉もありません…」
気づいた時にはそう言っていた。ころねはその言葉を聞くと、少し拗ねたような顔で
ころね「こぉねだってそのくらい…」
と小声で言っていたので…
もらる「今日、一緒に寝る?」
ころね「お兄ちゃん今の立場分かってる?」
もらる「だって、ころだって“そのくらい”できるんでしょ?」
ころね「いや…でも…」
もらる「僕は“ころだから”お願いしてるんだけどなぁ」
ころねは垂れた耳をピクッと動かして反応した。反応したかと思ったら、頬をほんのり紅潮させた困ったような笑顔で
ころね「……ずるい」
僕にはその笑顔が明るい太陽のように感じた。