テラーノベル
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とある旅の途中、すまない先生達は温泉にたどり着いた。
どうやら、ここら辺は火山地帯らしく、温泉がそこら辺にあるらしい。
すまない先生達は旅の疲れを取るため、温泉へと向かった。
✵✵✵✵✵
温泉は、現在人がおらず、貸切状態だった。
「ヒャッフーッ!!」
「おい、赤ちゃん!温泉ではしゃぐな!」
と、銀さんは赤ちゃんを止めていた。
「ちょっ、兄貴!暖かいからって寝るなよ!!」
「ねみぃ〜・・・ゴボゴボ」
と、疲れで寝かけているレッドを支えているブルー。
「ハァーッ!!何も見えん!!」
「マネー、メガネが曇ってるぞ」
と、仲良くなったバナナとマネーが話している。
そんな光景をのほほんとすまない先生は見ていると、
「すまない先生、その胸の傷、どうしたんですか?」
と、ブラックが聞いてきた。すまない先生の体中には傷が沢山あり、その中で心臓部分に刺されたような“跡”があった。すまない先生はその跡に触れた。
「・・・んー?なんだろ?覚えてないなぁ?」
すまない先生はそう首を傾げた。話を聞いていたバナナ達も近寄る。
「・・・致命傷だったんですか!?すまない先生に傷を付けれる人なんて、いたんですね・・・」
そうバナナは大層驚いたようにつぶやいた。それに対し、すまない先生は首を傾げた。
「んー・・・覚えてない!忘れちゃった!」
と、すまない先生はたははと笑った。でも、この傷があるということは、きっと、記憶を失う前の自分が受けた傷なのだろう。
記憶の失う前の自分は、“不老不死”ではなかったから。
(・・・ん?なんでそう思ったんだ?)
すまない先生は何故自分がそう思ったのか、分からず首を傾げた。
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