コメント
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コメントといいね、いつもありがとうございます!びっくりしていただけてめちゃ嬉しいです!
素敵なお話をありがとうございます! えっ!?想像の斜め右を行き過ぎてびっくりです…🫢これからの展開が気になります! 紅くんのセリフ成長が止まってるせいで少し幼いぽい喋りなのかなとか思っちゃって寧ろ色々考えれて良かったです!(頭の成長の方まで止まっているかは知りませんが)
em視点
“先生”
それは私の目標。憧れの存在
どうして忘れていたのだろう。
学級委員もテストも塾も人間関係も全てこの夢のために頑張ってたのに
忘れてしまった
邪魔だと思ってしまった
“生きてて欲しい”
この言葉がどれほど私の心に刺さったのか、彼はわかっているのでしょうか?
em「ありがとうございます。しゃおさん あなたのおかげで頑張れそうです!」
貴方のその言葉、その笑顔に私は救われました。やっぱ私は人に求められることが好きみたいですね、
sha「!!〜〜ッ一緒に頑張ろな!!」
少し驚いた顔を見せた後しゃおさんは嬉しそうに笑った。私もそれにつらた
sha「うん!ええ笑顔や!これでめでたしめでたしにしたいとこやけど…」
そう言って私の頭の方を不安そうに見つめ始めた
sha「そのツノは消えないんやな、」
em「え?」
とっさに頭の方に手を置くと硬い何かが…生えていた
そうやった、私鬼にされて…
そう気づくと口の中に違和感を感じた。舌で確認すると歯がとがっていて、油断してると口の中を怪我してしまいそうだ
あと、異常に体が軽い。この状態でいつもの感覚でジャンプしたら天井を突き抜けてしまうかもしれない
これは……ちゃんと鬼になってしまった
sha「止めれんかった…包帯巻いてあげることしか、出来んかった…」
em「これ貴方か巻いてくれたんですね」
腕の痛みはなかった。血が出てる感覚もないのに包帯は血まみれ
赤く濡れた包帯を取って自分の腕を見ると傷跡が残ってしまっている
sha「傷跡残っちゃったんやな…俺のせi
em「違いますッ!貴方のせいではないですッ」
必死にしゃおさんの言葉を否定した
だって、彼は私を守ってくれました。包帯も巻いてくれた
この傷は自分で残した傷
em「ちゃんと私を守ること出来てますよ」
sha「傷だって残ってるし、鬼化も止めれんかった…」
em「これ、自分で切った跡です、、鬼にには一切 切られてないです」
sha「本当やったんやな…」
そんな悲しい目で見ないでください。これは私が私にした事。
今なら鬼が自分の姿に見えてた理由が何となく分かる
自分を守りたかったのに、1番自分を傷つけたのは私
そんな私をしゃおさんは守ってくれた
私が守りたかった私をあなたは守ってくれた
ほんま凄いな、かっこええなぁ、、
仲間を守るために自分を犠牲にした自分とは大違い。
人の見本になろうとしてる人間がこんなことしてええ訳ない
これから私が、していくべき事は…
em「これからはリスカとはおさらばして自分を守っていきます。もう絶対負けない、傷一つのないこの手で夢をつかみます」
そう言って傷だらけの腕をぎゅっと掴む
貴方が包帯で守ってくれたように、今度は自分の手で守るんや
そんで自分も仲間も守れる強い男になってこの手で夢を掴んでやらぁ!!
ん?欲張りすぎやろって?こんぐらいで丁度 ええんよ、だって“キミ”がそうだから
sha「俺のおかげでそう思えたってことか?」
em「さっきっからそー言ってるでしょうが」
sha「まぁ俺にかかればこんなもんよ!」ニマニマ
すぐ調子に乗るじゃん君
sha「よっしゃえみさん!向こうの角まで競走な!」
em「はッ?!!さっきまで大量出血してたであろう私を走らせるんですかッ??!!!」
sha「よーいドン!!」
ほんまわがままやな()最高にキミらしいよ
私の話も聞かずにフライングスタートを決めた瞬間、
一瞬にして世界が真っ黒になった
syp視点
ぷかぷか浮かぶ茶色の物体
微かに見覚えがあった
その物体は少しずつこっちに顔を向けてくる
猿?
さる、
さ、、なんやったっけ…出てきそうでてこない
モヤモヤして気持ちが悪い
猿の の後になんかが続くんよ
猿の置物?しっくりこんな…
猿の銅像?猿の…さるのぉ…
紅『偶像だよ』
そうそう!それやッ!はぁースッキリしたー
。。。
syp「しれっとわいの脳内見んといてください」
紅『ごめんごめん!つい答えを言いたくなっちゃって☆』テヘ
ci「急に入ってくんなやぁビビるやろ」
紅『いいじゃん!それの名前教えてやったんだからさ』
“それ”の言葉に合わせて猿の偶像に目を向けた
さっきと様子は変わらずゆっくりと浮いている
紅『それはね封印する力が宿ってるんだ』
その言葉を聞いて全て思い出した
紅、その鬼は異界の貴族の1人
その中でも群を抜いて強かった紅はその“猿の偶像”を守るように命令された
そこから紅の消息は途切れている
紅『俺はずっとここで“猿の偶像”を守ってるの』
紅『ねぇ知井ノくん、さっき意識飛びかけたでしょ?』
ci「…言われてみれば……」
紅『ここは時間が止まっている、人間みたいな時が動いてる物はこの空間に取り残されちゃうの。俺は鬼だから大丈夫だと思うじゃん?でもずっといすぎたせいで姿が成長しなくなっちゃったんだ』
一気に背筋が凍る。まずいところに来てしまった、、早く出ないと…
syp「ちーの、出口に向かって走んぞ」
俺はちーのにしか聞こえない声で囁く。まぁ意味無いけど
紅『ダメだよ!!せっかくゴールにたどり着けたんだから楽しまないと!』パチンッ_
指が擦れる音が鳴り響く
ドザッ
重い音が地面をつたる
sha「イッッタァくぅ〜〜ッッてどこやここ??!!暗すぎやろ??」
em「こし、こ、腰が………」チーン
syp「良かった…生きてた……」ボソッ
ci「2人とも??!!無事やったんやな!」
sha「その声は、、ちーのか!おいここ何処や?」
静かすぎて不気味だった場所は一瞬にして情報の渋滞と化した
紅『ここは時間の止まった空間だよ!君らは俺が呼んだんだ!』
なんとなく察しが着いた
ここは本当にゴールの様やな
紅『この偶像の本当の力はね封印した人物の願いが偶像の能力になること。』
紅『例えば、死にたいと願った鬼が封印されたらこの猿の偶像は触れるだけで死んでしまう偶像になってしまうんだよ』
生まれた時、猿の偶像は封印する力を持ってるだけとしか教えて貰えなかった。生まれた時にこの異界の情報はある程度入ってくる、
のに、俺はそれの本当の能力を初めて知った
紅『こんなのが異界にあったら、異界の秩序が崩れちゃうでしょ?死ぬのを恐れない鬼なんか特に悪用するやつばっか出てきちゃう』
紅『だからめちゃ強い俺がこの“猿の偶像”を10万年以上守ってきた。自分の中の時間を犠牲にしてずっと、ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと』
さっきまで明るい声色だったはずなのにどんどん苦しさが混じってく
紅『飽きちゃった』
紅『俺に偶像守れって命令してきたお方も死んじゃったし、もう俺しか生きてないよ。のになんで一生懸命守ってたんだろって思ったんだ』
いつ歳をとって、存在が消えるか分からない。それが異界
そんな異界で1人時間に取り残されるなんてどんな気持ちなんだろうか。
紅『だから考えたんだ、最後どーしよっかなぁ〜って!そこでぴーんと来たのが“猿の偶像”に封印されること!』
紅『あとずっと気になってたのが、この偶像に人間が入ったらどーなるのかなぁって』
3人とも察しがついたのか、顔が歪んでいる
紅『ねぇ!一緒に“猿の偶像”に封印されようよ!!』
その声はとってもにこやかで子供が遊びに誘っているようだった
続く
最後まで呼んでくださりありがとうございます。
紅のセリフバカ多くなってしまいました。すんません、読みずらいかもしれませが、めちゃ大事なこと言ってますんで頑張って読んでk((
次回も楽しみに