皆さんこんにちは!主の珠那です!今日はNATO×日本を書くよ!うぇーーい!!なんか筆がのってるぜ!設定行くよ!
設定
日本
身長 170
体重 58
男
NATO
身長 180
体重 65
男
ウクライナ
身長 160
体重 45
男
「なんで僕の加盟を認めてくれないんですか!NATOさん!!」
国連本部の会議室のひとつから怒鳴るような声が聞こえてくる。
「はぁ、何度言ったら分かるのですか?あなたの加盟は別に問題ありません、」
「だったら!」
「ですが、貴方の後ろに着いてくるロシア。それをどうにかしなければ加盟は認めません」
NATOの凛とした声が会議室に響く。顔を下げて下唇を噛み締めるウクライナを横目にNATOは会議室を後にした。
「……、なんで、ただ僕は平和に生きたいだけなのに……」
ウクライナの頬を一筋の涙が伝った。地面に落ちた1粒の涙はあっという間に表面張力を失い、周りに広がった。
「ウクライナさん?どうしたんですか、」
「日本……」
これ以上泣くまいとウクライナは目に力を込めてから日本の方を見た。
「え、ウクライナさん、なんで泣いてるんですか……」
「あ、その、……ッ!」
日本の顔を見た途端ウクライナは泣き出した。次から次へと流れ落ちる涙を止めようとしても無駄だった。涙は重力に従って流れていく。
「えっと、そんなに泣かないでください…、」
「!?」
何も言えずに涙を流すウクライナに動揺しつつも日本はウクライナを抱きしめた。久しぶりに感じるぬくもりにウクライナは何も言えずに日本を抱き締め返した。
「ふぐっ…、うえぇ、うぅ…っ、」
日本のスーツの肩口にウクライナの涙が染み込んでいく。日本は黙ってウクライナを抱きしめ続けた。
「落ち着きましたか?」
「ぅん、……グスッ」
ようやくウクライナが顔を上げた頃には日本のスーツの肩口はびしょびしょだった。
「日本、ごめん。スーツ……」
「嗚呼、大丈夫ですよ。それよりなんで泣いてたのか教えてください、」
ウクライナより10センチほど身長が高い日本は目線を合わせるために少しだけ屈んだ。
「うん、僕がNATOに加盟したいって言ってるのは日本も知ってるよね?」
「もちろん、その応援のためにもウクライナさんを支援してますから」
日本のルビーレッドのような瞳に真っ直ぐ見つめられて言葉に詰まりながらもウクライナは話し始めた。
「僕もNATOに加盟できるようにこれでも努力してきたつもり。でもNATOさんは僕に着いてくるロシアをどうにかしないと加盟は認められないって……」
「…………そうですか、」
日本はウクライナの話を黙って時々相槌をうちながら聞いていた。傍から見るとあまり表情は変わっていないが日本をよく知る者(国?)が見ればひと目でわかる。日本が静かに怒っていることが。
「ウクライナさん、」
「?日本どうしたの?」
日本に名前を呼ばれていつの間にか俯いていた顔を上げたウクライナはピシリと固まった。日本は笑顔だったが目が笑っていなかった。
「え、日本?なに、本当にどうしたの……」
「ウクライナさん、大丈夫です。きっとNATOに加盟できますよ。では、また今度」
そう言って日本は会議室を後にした。あまりにも急展開過ぎてウクライナは状況が飲み込めないまま日本を見送った。
「え、……これ大丈夫…だよね……?」
何か嫌な予感がしつつもウクライナは1人残された会議室でそうぽつりと呟いた。
〜翌日〜
カツカツと初冬の寒々しい朝の空気を切り裂くような足音がまだ人の少ない廊下に響き渡る。その足音は『北太平洋条約機構専用室』と書かれた扉の前で鳴り止み扉を閉める音が響いた後、また廊下には静寂が訪れた。
「おや、随分と珍しい訪問者ですね。もしかしてNATOに入りたいのですか?日本さん、」
にこりと効果音がつきそうな程のあからさまに作られた笑顔に日本はたじろいだ。
「はい、失礼します。私がNATOに加盟したい訳では有りません、ただ私からもウクライナの加盟をお願いしに来たのです」
「ウクライナですか……、何故ですか?」
「ぇ……!?」
突然笑みを消し真顔になったNATOが日本の首に手を伸ばした。突然の出来事に咄嗟に反応できなかった日本はそのままNATOに首を絞められた。
「ぁぐっ……何を、するんですかっ、はなしっあ、が…」
「何故なのですか、何故ウクライナのことをそんなに気にかけているのですか…?私が1番日本さんのことをアイシテイルノニ、」
「なにをっ、言って…ぐっ、NA、TOさんっ、くるしっ……んぐっ!?」
何が起こっているのか訳か分かっていない日本の首をNATOは更に絞めた。NATOの手は日本体を片手で持ち上げた。地面に足がつかなくなり、呼吸がさらに苦しくなり日本の意識は朦朧とし始めた。
「……話してくれますか?」
「あがっ、話しますっ、なんでもはなしますからっ、……離して、」
日本がそう言うとNATOはパッと手を離した。足の力が入らず日本は床に倒れ伏した。
「げほっ、げほっ、はぁ、……はぁ…」
「日本さん、何で、ウクライナの肩をこんなにも持って支援するのか教えてくださいますよね?」
床に倒れた日本を見下ろしながらNATOは聞いた。
「わ、私は…ウクライナさんに幸せになって欲しいだけですっ、」
「幸せ?ロシアと戦争しているウクライナに幸せなどありませんよ、現覇権国家のアメリカ…様でも手出しが出来ていないと言うのに……ウクライナは日本さんの支援を無駄にしてます。私ならそんなことしませんよ、」
国際組織とは思えない程の暗い笑みを浮かべてNATOは捲し立てた。
「どうして、そんなことを言うのですか…」
「どうして?そんなの、日本さんを愛しているからに決まってるじゃないですか」
ドロドロとした黒い感情を向けてくるNATOに日本はたじろいだ。
「ふふ…嗚呼、でも。どうしても日本さんがウクライナを私に加盟させたいというのなら叶えてあげますよ、」
「ほ、本当ですか!?」
「ええ、でもその代わりに私の玩具になってくださいね♡」
次の瞬間、日本の視界が遮られた。
「!?ちょっ!NATOさん!?何するんですか!はなしっ、んんっ!?ん、ふぁ…///」
寒々しい初冬の朝の空気を纏う部屋にくちゅくちゅと水音が響く。
「んんぅ、あ…//なと、さんっ!やめぇ…!」
「……ふっ、」
NATOが口を離すと日本の飲み込みきれなかった唾液がスーツにぽたりと落ちた。
「さ、日本さん。これにサインしてくれればウクライナの加盟を許可しますよ、」
「……、(私の少しの犠牲でウクライナさんが幸せになれるなら…、)」
未だふわふわとした頭で日本はペンを取りそこにサインした。
「ありがとうございます、日本さん。これでずっと一緒ですね♡」
これは、契約書の一番下に記入されていたものだ。これに日本は気づいていたのかそれともいなかったのか、真実は彼にしか分からない……
『ウクライナの加盟を認める代わりに日本国の所有権をアメリカからNATOに引き渡す。』
〜END〜
はい!ここまでお付き合いくださってありがとうございました!本当はもっとどエロくしたかったんですけどテストとかが重なって時間的に無理でした、すみません!次作に期待を!ではまた!
コメント
6件
読むのめっちゃ遅くなったごめんんんんんんんんんんん😭😭😭😭 書いてくれてありがとう!! 主導権NATOに握られて飼い○される日本最高よ… 尊いをありがとう💕💕
続き的なの書いてくれぇぇぇぇ!!
この神め…