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#僕のヒーローアカデミア夢小説
ねこなさま🩷🎀@ペア画中
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夜。
愛音はコンビニの袋を片手に、 人気のない路地を歩いてた。
十一時過ぎに 制服のまま。
叔母の家には帰りたくなかった。
洗濯、洗い物、ご飯。
どうせ帰ったらまた、 当たり前みたいに押し付けられる。
別に嫌われてるわけじゃない。
でも“家族”って感じもしない。
だから愛音は時々、 こうやってわざと遠回りして帰る。
その時。
後ろから足音した。
愛音が振り返るより先に、男 が路地へ入ってくる。
黒いパーカー。
低く被ったフード。
でも愛音が目を止めたのは、 その人の手だった。
血。
男は愛音に気づくと、 少しだけ眉を寄せた。
こんな時間に、 制服の女子高生がひとり。
しかもこんな場所で明らかに 普通じゃない。
男は少し周り見てから、 低い声で言う。
「そこ危ないよ」
愛音は返事しなかった。
ただ、 ぼーっと男を見てた。
なんか人間っぽくない。
男はその視線嫌そうにして、 少し目逸らす。
「逃げないの?」
その言葉に、 愛音は少し笑った。
それから、 ふいに小さな声で言う。
「わたしが逃げたら見逃してくれるの?」
男の表情は止まる。
“可哀想なら助けてくれる?”
そう聞いてるみたいだった。
男は何か言おうとして、 でも言葉が出ない。
愛音はそんな反応されると思ってなかったのか、 先に吹き出した。
「うそだよ笑」
くすって笑う。
男は黙ったまま、愛 音を見てた。
変な子だった。
目の前にこんな男がいても怖がらない。
でも強いわけじゃない。
笑ってるのに、 どこか壊れそう。
しばらく沈黙が続く。
遠くで車の音だけ聞こえる。
やがて男は小さく息吐いた。
「家どこ」
愛音は少し目丸くする。
「送るよ」
その言葉に、 愛音は少し困ったみたいに笑った。
「知らない人について行っちゃダメなんだよ」
男は少しだけ目逸らした。
笑われ慣れてない感じだった。
「お兄さんのお名前はなんていうの」
男は少し黙る。
それから低い声で、
「……陽翔」
愛音はその名前を頭 の中で小さく繰り返す。
宮舘陽翔。
まだ知らない。
この人が、 自分の人生を変えることも。
陽翔の壮大な人生ものことも。
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