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まりな「私、やっぱ好きだよ…」
友達「… なら告れば良いじゃん！勇気出しなよ！まりな ならいけるんじゃない？」
まりな「そうかな….だって…」
友達「しゅう君は、確かに女の子にはあんま興味なさそうだけど、好きな人とは別じゃない？」
まりな「…、そうかも、、！ちょっと、頑張ってみるよ！」
友達「ガンバレ！こんな私でもいけたんだから！いけるいける〜〜」
まりな「！ ありがと..！」
友達「うん！じゃ、またねっ！」
まりな「バイバイ、、！（そんなぁ…. 緊張するよーーー）」
友達がいけたのは、きっと可愛いから。
それに、告った人も良かったんだ…. 誰でも受け入れてくれるタイプだと思ってた人。
まりな「（私じゃ、無理だよ…）」
「（でも、頑張ってみよう！経験も大事だよね、、！）」
―――翌日
友達「おはよっ🌞」
まりな「あ、おはー、、」
友達「どう？頑張れそ？」
まりな「うんっ..！ 今日の放課後、呼び出して告ってみる..！」
友達「おぉ〜✨️頑張れ！！ まりな なら絶対行ける！信じてる！」
まりな「昨日からずっと、ほんとにありがとね..！頑張るよ！」
友達「いやいや、友達が困ってたら助けるのは当たり前だよ！頑張れ！」
まりな「うん！」
――放課後
まりな「….（しゅう君いる、、！やっぱカッコいい….✨️）」
「（私が、あんな人に告って良いのかな、？）」
って、ダメダメ！こんな事考えちゃ！頑張るって決めたんだから..！
よし、いくぞ..！
まりな「あの….. しゅう君…？」
しゅう「ん？」
まりな「…、ちょっと来てもらっても良いかな…？」
しゅう「？ あ、良いよ。」
まりな「ありがとう..（頑張れ、私っっ！）」
まりな「あの、、、私、しゅう君のこと、ずっと好きでしたっ」
しゅう「…」
まりな「つ、付き合ってくれませんか…？（ドキドキ、、、やめてぇ….）」
しゅう「ごめん、、、
俺はそういうことしないんだよ。」
まりな「！」
「ありがとうございました..！」
私は、その場からすぐ立ち去ろうとした。
すると、しゅう君が私のことを呼び止めた。
しゅう「あのさ、まりな？」
まりな「！ う、うん..？」
しゅう「まりな には、まだ早いよ。」
まりな「…？早い…？」
しゅう「意味分からなくても良いけどね、俺の話だから。、、じゃあね。」
まりな「あっ….！」
しゅう君は、謎の言葉を残して立ち去ってしまった。
私には、その言葉の意味が分からなかった。
・・・・
まりな「あ、…」
友達「ん、まりなあああ！ …..どうだった？」
まりな「ダメだって..」
友達「う…. そっか….でも、良い経験だよね.、、！」
まりな「うん…. あ、でも！こんな事言ってた..！」
〜〜〜〜 私は、さっきの謎の言葉のことを話した。
友達「早い…？何のことだろ？」
まりな「私も、そのことずっと考えてるんだ。」
友達「よく分かんないけど…. まりな！頑張ったよ！まりな、凄い！」
まりな「うん、！そう思うことにする！ありがとー！」
友達「どういたしましてっ！また、何かあったら言ってね？」
まりな「うん！ ….」
そして、あっさりフラレたまま、高校をあっという間に卒業してしまった。
それから更に数年が経ち、大学生にもなっていた。しゅう君もきっと、大学生になっているだろう。
高校の頃から何の連絡もなく終わってしまったことは悔しかったけど、もう忘れるぐらいの出来事になっていた。
やっぱり良い経験になったと思う。フラレるとも思っていたしね。
まりな「今日は休日！ちょっとゆっくりして、後はあの勉強、これの課題…」
「いっぱい…」
プルルルル、プルルルル…
まりな「スマホなってる！誰からだ？」
その人物は、思わぬ人だった。
まりな「え！？しゅう君！！！？？？」
そう、しゅう君から電話がかかってきていた。私はすぐに、電話に出た。
まりな「……、もしもし？」
しゅう「あ、まりな？久しぶり。」
まりな「久しぶり… って、何年前？ ,,最後に会ったの、だいぶ前だよ….？どうしたの？」
しゅう「いやな、ちょっと言いたいことがあって。」
まりな「うん。」
しゅう「だから、今から会わないか？」
まりな「….え！？会う！？ どこ住んでるの？？」
しゅう「東京。〜〜区。」
まりな「同じく、だよ？」
しゅう「じゃあ会えるじゃん。〇〇でいい？」
まりな「なんで？あそこ何にもなくて、静かなだけじゃない…？」
しゅう「いや、そこが良い。一番。」
まりな「？？、分かった… いつ？」
しゅう「え？今だろ。」
まりな「え〜〜！今？今なの！？」
しゅう「ダメか？都合あるのか？」
まりな「無いけど、さ….」
しゅう「じゃ、今すぐな？頼むぞ？？」
まりな「うん…. じゃあね？」
ピッ！
まりな「あ、切れちゃった….」
しゅう君、一体何だったんだろう？ 私に伝えたいことでもあるのかな…？
でも、機会があるなら会っといた方が良いと思うし….
そう思って、約束の場所へ向かう準備をし、家を出た。
――その場所に着いて
まりな「ハァ、はぁ….（急いで来てみたけど、、、、、しゅう君、いない…？）」
な〜んだ、自分で約束しておいて遅刻してるじゃん！！
やっぱ、高校の時と変わってないn、！！！！？？
まりな「わっ！」
後ろから肩を叩かれたかと思えば、その人が話しかけてきた。その人物は….
まりな「わっ！… て、え、？」
そこにいたのは、見覚えのある人物だった。
しゅう「俺っ！」
まりな「えぇ！？え、え、え？？？！！ ま、マジで…！？」
しゅう「久しぶりだな〜」
まりな「待って、え。。。しゅ、しゅう君！！？」
しゅう「そうだけど？ そんな驚かなくても良いだろ〜」
そう言ってしゅう君は笑ったけど、私はまだ動揺していた。
しゅう君、昔と変わらずめちゃくちゃカッコいいんだけど…//
高校の時の思い出が蘇る…、この瞬間だけで、。まだ会ったばっかなのに＿
しゅう「俺のこと覚えてる？」
まりな「？ 覚えてないわけ無いじゃん！」
しゅう「…. そうか。」
まりな「今になってめっちゃ良い思い出だよ、ありがと！」
しゅう「良い思い出？嘘つけ。」
まりな「….しゅう君、、、」
しゅう「だろうな。だけど、安心してくれよ。俺が良い思い出に変えてやる。」
まりな「？？」
しゅう「こっち来て。」
まりな「あ、うん…？」
そう言って、しゅう君は私をどこかへ連れて行こうとする。
どこ行くんだろう… 不安で仕方なかった。
そんな中、今のところから少し離れた、とても静かで、誰もいない場所へやってきた。
まりな「ここでどうするの、、？」
しゅう「なあ、まりな？俺、伝えたいことあるって言ったよな？」
まりな「え、あ、うん…」
しゅう「高校の時のことなんだけど、俺、フッたよな？」
まりな「！ う、うん..（なんでこの話？？ 関係ないよ、もう..）」
しゅう「俺….」 まりな「！」
まりなの事、好きだったんだけど。
まりな「！？ぇえええ！？だとしたら、何で…」
しゅう「こうやってまた会った時に言ってやろうと思ってたんだよな。」
まりな「えぇ！何それ！（私を好きって、ホントかな？？）」
しゅう「本当だぞ？」
まりな「！！（考えてること、見抜かれてる…！）」
しゅう「分かってるぞ〜〜」
そう言ってまた笑った。だけど…
これって、意地悪？ いや、そうだ。そうに決まってる。
だって、私なんかを好きになるわけ無いもん。 一度フった人に告白するなんて、そんな＿＿
まりな「ねえ、しゅう君？嘘だよね？私を好きになるなんて、そんなわけ＿＿」
そう言おうとした時、しゅう君に腕を掴まれ、引き寄せられた…
しゅう君との距離が、一瞬で目の前までに近づいた。
しゅう「どう？辛い？」
まりな「辛いわけ無いじゃん…//」
しゅう「、！ ご、ごめ＿」
まりな「嬉しいよぉぉ！！！！、、、//辛いよぉ…！」
しゅう「何だよそれ〜〜〜」
まりな「ごめんね… でも、嬉しくて….」
「あのしゅう君が、私を―― なんて考えられなくて…」
「でも、本当だったんだね..！ありがと、ありがとおぉ//！」
私がそう言った時、しゅう君は、初めて見る表情をした。
頬がほんのり、赤色に染まっていた――
「どういたしまして、っ！！」
「こっちこそ、ありがとう。」
まりな「（しゅう君、照れてる…？）」
ヒャ〜〜！
か、か、可愛すぎる…っ！！！
