コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
前回の続きです
【長編】旧VOISING
今回も🎲でます
実際と呼び方変えてる人います
設定
長男 いるま(大学2)
次男 すち(大学1)
三男 らん(中3)【主人公】
四男 なつ(中1)
五男 こさめ(小4)
末っ子 みこと(小2)
長男 こったろ(大学2)
次男 ゆう(大学1)
三男 くに(中3)【サブ?主人公】
末っ子 こえれる(小4)
長男 悠佑(社会人)
次男 if(大学2)
三男 ないこ(高校2)
四男 いむしょう(中1)
末っ子 りうら(小4)
いるまside
大学が同じだったこったろに電話をかけた
こったろ「もしもし?」
泣いていたようなそんな声で電話に出てくれる
いるま「…大丈夫か?」
こったろ「くにおがッいなくなったの」
いるま「らんも…いなくなったんだよ」
こったろ「らん、くんも?」
いるま「あぁ、」
こったろ「あ、もしかして… 」
いるま「行き先わかるのか!?」
こったろ「いふくん覚えてる?
俺のいとこなの、もしかしたらそこに行ったのかも」
いるま「…連れて行ってほしい」
こったろ「わかった、明日行ける?」
いるま「おぅ」
次の日
こったろ「ぁ、いるまくん!」
いるま「こったろ、久しぶりだな」
こったろ「いふくんのところ行こっか」
いるま「うん」
いふの家
ピーンポーン
いふ「はーい」
こったろ「ぁ、久しぶり」
いるま「なぁ、らんきてねぇか?」
いふ「ら、らん?それはいるまの弟やろ」
こったろ「ごめんね、くにおとらんくんが家出しちゃってここにきてないかなって」
いふ「誰もきとらんけど…」
いるま「そうか…」
こったろ「…ごめんね、急に
ありがと」
いふ「家出かぁ」
こったろ「なんかあった?」
いふ「うーん、そうやな話すわ
家入って」
こったろ「うん、おじゃまします」
いるま「おじゃまします」
悠佑「客か?」
いふ「おん、大学同じやった友達や」
リビング
いふ「家出っていったらな〜、ないこも家出したんよ」
いるま「いえ…で、流行ってんのか?」
いふ「そんなん流行ってたまるかいw
家族が嫌いなんやって」
いるま「ッ…」
らんも、大嫌いって
いふ「それでな家出するー言うて遠いところいってな〜w」
こったろ「今居場所知ってるの?」
いふ「…“知らんよ” 」
いるま「心配じゃないのかよ」
いふ「心配やけど、ないこやしな〜
連絡も時々くれるし大丈夫そうやから」
こったろ「連絡くれるなら…あれか」
いふ「まぁ、行く当てなかったら帰ってくるやろw
中3やっけ?反抗期なんちゃう」
いるま「…らんが出てくる前俺たちに聞いてきたんだ」
いふ「?」
いるま「自分が家出したり死んだらどうするって」
いふ「…それはやばいんちゃう?」
こったろ「…ねぇ、家出したなら死ぬ可能性も」
いふ「いるま、お前はなんて答えたん?」
いるま「ッ…家出ならほっとく」
こったろ「いる、まくんッ?」
いふ「は…?」
2人の困惑した声と少しの怒りが感じ取れた
俺だって最低だって出ていかれてからわかった
いるま「俺だって最低だって思ってる… 」
いふ「いるまは、らんの好きなものとか知ってる?」
いるま「そんなの……ぁ」
わからなかった
らんとは中々話さなくなって
今の好きなものは分からない
昔好きなものしか
いふ「すぐに出てこおへんってことは、無意識に差別してたんちゃう?らんのこと見てあげとった?」
いるま「…」
何も言い返せなかった
いふ「こったろは?」
こったろ「家に中々帰れてないし、あんまり話さなかったからわからない」
いふ「仕事が忙しいのもわかるけど、それがくにおと関わってない理由にはならん
弟の好きなもんぐらい把握しとけ」
こったろ「…」
いふ「…俺もそれでないこ出ていったから、な」
みんな、真ん中の奴らを見れてなかったんだ
愛してやれてなかったんだ
そりゃ嫌だよな、こんな兄
すちなんか気にしてもなかったし
そう言えばらん、最近笑わなかったよな
苦しそうな笑顔しかみてない
こったろ「一昨日ッ久々に帰ってくにおと喧嘩したの」
いふ「…なんで喧嘩したん?」
こったろ「あげたキーホルダー壊してて、べつによかったんだ、それは
でも、大切にするって言ってくれてたから悲しくて少し問い詰めちゃって…
そこから、ヒートアップして言い合いになって」
いふ「…そっか」
こったろ「ポロポロッ…ご、はんたべないって言って、ゆうくん怒って手を上げた時見ることしかできなくて」
いふ「うん…」
こったろ「俺ッ最低なッお兄ちゃんだ」
泣きながら必死に言葉を紡ぐこったろ
俺も振り返れば泣けるぐらい最低な出来事がある
いふ「…でも、最低でも2人は探してるやん」
いるま「…」
いふ「お前たちの弟はどうや?探してるか?
2人は可能性を感じてここに来た
それだけであいつらよりはいいお兄ちゃんなんとちゃう?」
こったろ「……ッ」
その日は3人で色々話し合った
れるside
ある日くにおがいなくなった
前日には、こえを泣かし、ご飯を拒みゆうくんを怒らし、こったんと軽い喧嘩をしたらしい
確かにそれで家出をする理由は十分なのかもしれない
でも、くにおはそんなことで出ていくのだろうか
なんて思いながら今日も学校に登校する
こさめ「…らんくんがね家にいないの」
りうら「こさめくんも?りうらもお兄ちゃん1人いないよ」
れる「れるも…」
こさめ「でね、こさめいなくなる前だいっきらいって言っちゃってぇぇッポロポロ」
なく、こさめにりうちゃんが寄り添う
こえは下を向いたまま
最近は家出が流行っているのだろうか
でも、りうちゃんは特に気にしてなさそう
こえもゆうくんもくにおに関しては気にしてなかった
こったんは探していたけど
こさめくんは、謝りたいのだろう
れるは…れるはどうなのだろうか
くにおは…いたら楽しい
でも、時々くにおがする苦しそうな寂しそうな表情がなくなるなら出ていったままでもいいんじゃないかって思う
れる「……」
複雑な気持ちだ
放課後(家)
…あ、こったん帰ってきてないんか
聞きたいことあったんやけど
ゆう「あ、れるち、おかえり〜」
れる「あ、ただいま!」
…きいてみるか
れる「ゆうくんは、くにお帰ってきてほしい?」
ゆう「え、そりゃ…まぁ?」
れる「なんでそんな言いきらへんの?」
ゆう「んー…正直すぐ帰ってくると思うし
くにおは問題児だからなぁ…w 」
そう、ゆうくんは苦笑する
問題児なら、家にはいらんねやろか
迷惑なんやろか
変なことを考え込んで苦しくなる
れる「…そ、か、ゆうくんお菓子ある?」
ゆう「ん?そこの籠にあるけど」
れる「友達と遊ぶから持っていっていい?」
ゆう「いいよ〜」
れる「ありがと!」
そういってお菓子の袋を持ちながら2階に上がり、 くにおの部屋に入る
れる「ッ…」
びっくりした
だって、物があまりなかったから
荒らしてしまった部屋も綺麗に片付いていて
れるはお菓子を置いて、紙を置いた
紙には「ごめんなさい…」とだけ書いて
部屋を荒らしてしまったのは悪いってわかってる
でも、【くにおやから大丈夫】と心のどこかで思ってた
でも、前あるキーホルダーを壊した時は血がサァーっと引いた
くにおが大事にしてたやつやから
どうすることもできず、謝ることもできなくて
【ほっておく】という形をとった
最低だと思う
友達と遊ぶ部屋をくにおの部屋にしてたこと
物を壊してほっといて家出させてしまったこと
くにおの事を考えてなかったってこと
部屋にぽつんと置かれたくまのぬいぐるみ
れるはそのくまを抱きしめて
れる「もうッあんな事せえへんから帰ってきてッ」
と話しかける
くまはくにおじゃない
でも…話しかけた
こったろ「ただいま」
れる「こったん!あのさ、くにおのこと」
こったろ「…知らない」
れる「ぇ、でも…」
こったろ「なんの収穫もなかったよ
俺たちができることは反省だけ」
れる「そ、か… 」
こったんの顔は今までに見たことない表情で
悔しいと悲しいが混じったような表情だった
後悔するならあんな事しなければよかった
なんて思うがもう遅い
本当にごめんなさい…
こさめside
らんくんがいなくなって1日
嫌いといいつつ大好きだったらんくん
こさめも落ち着いてからやりすぎたかなとも思ったよ?
でも、【らんくんだし】と思っていた
家出するとは思わないじゃん
きっと、でていく前の晩御飯の質問で気づいて謝るべきだったんだ
あの質問だったららんくんは死んじゃう
たかが、小4と中3の喧嘩
こんなに大きくなると思わないじゃんッ
ごめん、ね…みんな
こさめのせいで
お母さんッ…こさめ、人殺しになっちゃうよ
ごめんなさい
でも、死なずに何処かで幸せになってるなら…
それもまたいいのかな
なんて考えてしまう自分は最低だ
らんくんは…恨んでるかな
こさめを、みんなを
時々らんくん部屋で呟いてたよね
『おれを…みてよ』って『愛してよ』って
こさめきづいてたんだ
でも、関係ないって無視しちゃった
怒ってるよね
それに、友達との遊びも邪魔して…
「なつくんが〜」って怒っちゃって
こさめ達は遊んでるのにね
らんくんに頼りすぎたよね
あぁ、悪いところいっぱい
こさめ、悪い子ッ
ねぇ、らんくんッあやまる、あやまるから
帰ってきてよッ
もうこさめ悪いことしない
お部屋荒らさない、らんくんのこと見る
愛してほしいなら愛してあげる
すちくんも、いるまくんも、なつくんも、みこちゃんにも、声かけるよ
らんくんに話題ふるよ?
こさめ反省したよ
「世界は甘くない」ってよくれるくんに言われるけど…本当にそうなんだね
こさめは甘やかされてたんだね
ごめん、なさい
いいこになるからッ…
らん…くん