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#アグリーダック
アクア@フォロバ
418
#パクリ❌
yozakura🌸
231
「……動きづらい」
我らが探偵はスーツというものが苦手らしく、動きづらそうにしていた。
おっさんも同じくそわそわして、落ち着かない様子だった。
それより、なんで、ホークアイズがスーツを着ているか?
それは数日前に遡る……
――ホークアイズ事務所
「にゃー」
ミスが呑気に鳴きながら、現れた。
おっさんは、優しい声で「どうした?」と問い掛けた。
「ホークアイズに依頼です ……仮面舞踏会に行ってください」
え……と口から声が漏れる。
“なぜ“と”また“が頭の中で駆け巡る
「なんで、俺たちなんだ?」
クラウンクレインなどの上品なハウスに依頼が来ても、俺たちのような武闘派ハウスに依頼がくることなどない。
「前回の女装の研修にて優秀な成績を取れたのが、ホークアイズだからです。」
「あっ……」
思い当たる節が、ありすぎて仁たちの顔を見ることができない……
「お前のせいかよ……」
――舞踏会
「そう思うと…瑠衣は、その…慣れているな」
おっさんは何か思ったところでもあったのか、途中つまりながらも話しかけられる。
でも、この中で1番似合わなそうなのは、俺……そう思うのもわからなくはない。
「……子供の頃着る機会があったんだ」
その言葉で空気は凍った――
2人には、さりげなく昔の話をしたことはあるが、詳しくしていない……
話そうとも思わないし、「話して」とも言われていない……
きっと、仁たちは少なからず、俺の過去について気になっている……
しかし、無理に話させようとはしない。
その”優しさ“に俺は、甘えている……
「おい、何をしてるんだっ!ホークアイズ!!」
そう、大きい声で話しかけられる……
ある名探偵の顔が思い浮かぶ。
「クラウンクレイン……何でお前らが?」
「ホークアイズだけだと不安だと言う事で、俺……花散光士郎が来てやったという事だ!!!」
偉そうにドンッ!!と効果音が付きそうな顔をしていた……
「光士郎がすまない…」
「いつも通りだね~」
後ろからは、クラウンクレインの記録者__紫陽花権兵衛と八重桜純が着いてきていた。
「遅いぞ、下僕ども!!早くパーティー会場に行くぞ!!」
「何をえらそうに……」
そう仁が、告げた言葉は花散光士郎の耳には入らず、先に行ってしまった――
――パーティー会場
「人多いなぁー!!」
小さいながら、3人に聞こえるようなボリュームで話す。
「今から、何をしたらいいんだろうか……💦」
「帰りてぇ……」
おっさんは緊張しており、仁はいつも通りの様子。
俺も少ないが、パーティーの経験はあるので、少しだけ教える。
「最初は、開会式とかだから、じっとしてて大丈夫だぜ!」
おっさんは、「そうか」と言い、少し緊張が解れたように見えた。
仁は変わらず、不機嫌そうだった……
――夕食
「これふまいな((モグモグ」
「おい、仁、行儀が悪いぞ」
仁は、食べながらしゃべっているから、何を言ってるのか聞き取れない……
おっさんは、親代わりのように仁を注意する。
「そうだぞ、仁。行儀よ、く……」
“ある人“を見つけてしまい言葉が途切れてしまう。
仁とおっさんが、俺に対して声を掛けているが、何を言っているのかわからない___
そして、”ある人”が俺に近づいてきた……
「瑠衣……こんな所にいたのね」
「あぁ……」と口から声が漏れる____
「お前、誰だよ」
仁が俺の様子を見てか、”あの人”に対して警戒している。
「私は、連城ミカゲ……分かりやすく言うと、物怪三影です」
仁たちホークアイズは言わずもが、近くで聞いていたクラウンクレインまで驚いていた。
「ずっと、瑠衣の事を探していたんですよ……あの日突然いなくなった時から……」
突然なんかじゃない……お前が、お前がッッツ
そう思いつつ、”あの頃”の事を思い出すと自然と手が震えてくる____
怖い
またあの頃の日常になるのが、
恐ろしいほど、怖い
「……瑠衣、大丈夫だ」
仁は、そう言って俺の手を取った。
優しくふんわりとした温もりだが、離さないようきつく結ばれている。
「おっさん、クラウンクレイン、後は頼んだっ!!」
「ああ、任せてくれ」
「俺様に任せろっ!」
「任せてくれ」
「任せてもらって、大丈夫だよ~」
十人十色と言わず、四人四色な返事___
仁が「フッ」と小さく笑った後、結ばれた手を強くひぱった。
「行くぞ、瑠衣!!」
「ぇ、……?!」
会場の外に向かって勢いよく走りだした。
「ちょっと待ちなさいっ!!瑠衣ー!!」
あの人の止める声が会場に響き渡る。
――舞踏会
「はぁ、はぁッ……おい、仁。なんで、ここまで来たんだよ……」
よく着てる服と違うのに加えて、勢いよく走ったせいで、少し息が上がる。
「……お前、あいつの事、嫌なんだろ」
観察の天才には、俺の様子などバレバレだったようだ……
「まぁ、な…………でも、おっさんたちに任せてよかったのかよ?」
「大丈夫だろ、おっさんだけじゃなくて、クラウンクレインもいるんだ」
そう言われると、反論の言葉がでない……
名探偵は変わっているが、記録者たちも文句無しの実力者揃い____
「…………」
話すことがなくなり、沈黙の時間が……
「俺、さ……あの母親嫌いなんだ」
「……」
「子供の頃……ずっと礼儀、礼儀、って言われ続けて……」
「……」
「挙げ句の果てには、失敗したら叩かれるようになったんだ」
「……」
「だけど、耐えたんだ。何年かしたらあんな母親でも、変わるんじゃないか……って」
「……」
「でも……変わらなかった。何年たっても……」
「瑠衣」
そう言って、俺を抱き締めた。
「じ、仁っ?!」
「別にお前が可哀想だと思った訳じゃねぇし、同情した訳でもねぇ……ただ、」
「ただ、よく頑張ったな」
「ぁ、ぁあ……」
ずっと、ずっと……言ってほしかった言葉。
きっと、俺は誰かに誉めてほしかったんだ
「よく頑張った」って、「よく生きてる」って……
「今は俺以外誰もいねぇ……泣くの我慢しなくていい…」
「ッッ……あああああぁぁあぁ!!」
泣いた。これまで泣けなかった分まで、
ーー数日後のホークアイズ事務所
あの日から特別変わった事はない。
いつもと変わらず、大切にしてくれる仲間と共に活動してる。
「瑠衣」
「瑠衣!」
このなんて事もない日々が、俺にとってはかけがえのないものだ。
「今、行く!!」
終わりです。約3000文字…… 頑張りました!!
💬に感想とか載せてくれたらうれしいです♪(モチベになります)
リクも全然受け付けるので、ぜひぜひっ!
次回→闇に住まう心ー皇千トー
(♡100)
コメント
7件
感動しかないわ…
神すぎんか😭 こんなん、泣かん人おる😭?(いたらごめん💦)
うわぁ〜〜読んだ読んだ!!😭💕 仁が瑠衣を抱きしめて「よく頑張ったな」って言ったシーン、マジでもう涙腺崩壊したよ…!!ずっと我慢してた瑠衣がやっと泣けて、しかもそれを一番近くで受け止めてくれる仁が尊すぎる……! おっさんとクラウンクレインの連携もかっこよかったし、過去の闇を抱えながらも今の仲間がいる瑠衣の強さにグッときた。次話も絶対読む!!🌸