はいどーもみなさんこんにゃーちゃ!
幸生創です
前回のコメ欄では1票ずつ入っていたので、ルーレットを回すことにしました。そしてルーレットの結果…
元の世界から進めることになりました。なので今回は元の世界となります。こっちの世界は日帝くんが自分の過去を話してくれてますね…。嫌なら見ないでください。暴力表現含まれます。
それでは、本編へどうぞ↓
日帝side
《過去》
日帝「…」
男「おい」
日帝「は、はいっ!なんですか…?」
男「お前、家事が出来るんだったよな?」
日帝「はい!そ、そうです!」
男「んじゃあ飯を作れ。30分以内にだ」
日帝「ぇ、さ、30分って…」
男「あ?なんだ?言う事を聞けと言ったよなぁ?」ゴッ
日帝「ッう”…ご、ごめんなさいっ…つ、作ってきます…」
男「…早くしろよ」
唐突に飯を作れと命令されました。それも、30分という短い時間の中で、です。正直、今のような電子コンロもない時代でそのような事はほぼほぼ不可能でした。
でも、役を貰ったからにはやりこなさないとと思って頑張って作りました。どうにかして切り詰めようと、頑張って頑張って…。
日帝「…ぁ、あの…」
男「あ?んだよ俺は今忙しいんだぞ」
日帝「ぇっと…ご、ご飯を作り終わったので…食べない…ですか?」
男「…チッ…んじゃあ食いに行くかぁ…」
男「…」パクッ
日帝「…どうですか…?」
ガシャンッッ
日帝「ッ」ビクゥッ
男「おい、」
日帝「は、はい…」
男「不味いんだよクソガキ。舐めてんのか?あ?」
男「俺の好みの味くらい知っとけよ」ガッドゴッ
日帝「ぃ”ッッ…ごめんなさいっ、ごめんなさい、ごめんなさいっ…!」
当時は兎に角自分が悪いとばかり思って、すごく謝ってました。どんなに理不尽な事でも、「自分が出来損ないだからこんな事をされてしまうんだ」と、思い込んでいたんです。
…でも、そんな絶望な毎日が続いていたある日…
男の子「…ねぇ、君、なんて言う名前なの?」
日帝「ぇっ…?」
日帝「ぇっと…君は…?」
男の子「僕?僕はごうき!」
日帝「ご、ごうき、くん?」
ごうき「うん!それで、君は?」
日帝「ぼ、僕は日帝…ぁ、でもおかしいって思うなら”ゆうり”って呼んでくれても…」
ごうき「?わかった!ゆうりくんね!よろしく!」
日帝「う、うん…!よろしく!」
その子が…ごうき君が声をかけてくれたんです。ごうき君はすごく優しくて…僕なんかに笑顔や楽しい事とか、嬉しい事とか、色んな事を教えてくれました。僕は、ごうき君がとても物知りだと思って…尊敬してたし、大好きでした。それに、1番の親友でした。
…でも、ある事が起こったんです。
ごうき「…ねぇ、ゆうり。此処から逃げない?」
日帝「えっ、に、逃げるって…何で?」
ごうき「だって、僕ら何も悪くないのに殴られたり蹴られたり…こんなの可笑しいよ!」
ごうき「僕らは自由に生きていいはずなんだ!だから一緒に逃げようよ!」
日帝「…ご、ごうきが一緒なら…」
ごうき「よっしゃ!それじゃあ今日の夜早速抜け出そう!」
日帝「う、うん…」
《夜》
日帝「ね、ねぇ、…これってどこから抜け出すの…?」
ごうき「ここの壁に穴が空いてたんだよ!しかも思ったよりでかいヤツ!此処から抜け出すぞ!」
日帝「わ、分かった…」
ごうき「よっ、!」ズッ
日帝「…だ、大丈夫?」
ごうき「ん”〜…、もう少しで出れそう…」
男「何をしている」ズルッ
ごうき「ぅわっ!?」
日帝「ごうきッ!!」
男「…まさか、逃げ出そうとしていやがったな?…これは仕置が必要だな…」
ごうき「っ、離せ!!」
男「暴れるなクソガキ!!」
日帝「っ、ご、ごうきを離して!!」バッ
男「ぅるっせぇ!!!!」ドゴッ
日帝「かはッッ…」ドンッ
ごうき「ゆうりッ!!」
男「お前はこっちだ」グイッ
ごうき「やめろ!離せ!!ゆうり!」
日帝(…ぁ、意識、もうろうと…し、て…)
そこで、僕の意識は途絶えました。覚えていたのは、ごうきがあの男の人に連れていかれた事ぐらいでした。…次の日、目を覚ますと、僕は精神がほぼ壊れるほどの絶望を体験する事になりました。
日帝「っ、ぅ…」パチッ
日帝「…、?…、っ、ごうきっ!!」
男「あ、?あぁ、起きたのか。」
日帝「ぁ、あの!ごうきはッ!?」
男「あ?ごうき?…あぁ、あのクソガキか…ほらよ」ブンッ
日帝「ぅわっ!」ドサッ
日帝(何か投げられて…)
日帝「っ、ぇ…?」
日帝「ご、うき…?」
日帝「嘘でしょ…?ねぇ、ぉ、起きて…起きてよ…」ユサユサ
…どんなに起こそうと頑張っても、ごうき君は目を覚ましませんでした。それどころか、微動だにしなかったんです。…そうです、ごうき君は、あの夜男に殺されました。
日帝「なんでっ…」
男「なんでって…そんな事も分からないのか?」
男「お前が全部わりぃんだよ」
日帝「ぇっ、…?」
男「お前がロクに自分の役割もこなせず、そいつと逃げ出そうとしたからこうなったんだ。」
男「お前、飛んだ疫病神だよw」
日帝「ぼく、が…?」
日帝(ぼくが…僕が悪かったの…?全部…?今までの事全部僕が悪かったの…?それじゃあ、お兄ちゃんと空が捨てられた事だって僕のせいなの…?)
日帝「ごめん、なさいっ…ごめんなさいごめんなさいごめんなさいッッ…!!!!」
??{あぁ…可哀想な日帝…}
日帝「っ、へ…?」
??{大丈夫だよ、安心して。君は何も悪くないんだ。}
??{僕は君の事、大っ好きだよ。愛してる♡}
…今まですごく凄く信頼していた人が殺された事実を知った時、急にある声が聞こえてきたんです。その声は、僕の事をすごく大好きだと、愛してると何度も伝えてきました。その声の持ち主は…陸軍さん…です。
コメント
8件
面白かったです!過去の話を見るのはキャラの闇深さを漁ることができるので面白いです!
お上手! めっちゃすげーや あの男ぶん殴りたくなるなಠ_ಠ ゆうりって名前同じだ!