〈 深井視点 プロローグ 〉
彼と同じにクラスになった
中学2年生の春 _ 。
あなたは窓の外をじ っと眺めていた
「 あの 。守井 、さんですよね 」
恐る恐る話しかけると窓から視線を移し
私の方へと顔を向ける
『あぁ 、はい …えっと… 。 』
「私 … 。深井 です」
『深井さん…か』
小さく私の苗字を繰り返すと
す - っ 、とゆっくり息を彼は吐いた
『…なにか 、ご用ですか 。』
春風で散り舞う桜の花びらが視界に入り
彼の言葉が少しも耳に入らなかった
噂によれば彼は
おとなしくて真面目で冷静な普通の男の子
話しかけた途端、なんとなくわかった 。
きっと. 彼は女の子に話しかかられることに
慣れてないのだ
耳を赤く染めた彼はどこか愛おしくて
からかいたくなる
「っ ふ 、耳あっか 、笑」
『え ッ … 。そんな赤いですか?!』
「うん、赤い 。」
笑いは堪えきれず .
初対面の彼の前で笑ってしまった
『深井さんそんな笑わないでくださいよ …』
恥ずかしそうに顔を覆う彼に
私は初対面の癖して一目惚れした 。
「これから同級生としてよろしくね 。」
『はい 。よろしく、お願いします』
そこから私のモノガタリが 始まった 。
コメント
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おっと面白くなってきたぞ…(⌒▽⌒)これだからイッキ見に限るんだよなぁ~ガハハハハ☆
え待って、この子ふつーに最高且つ悪悪で良すぎなヲンナだな‼️‼️惚れましたたたた😚