テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
『言葉で紡ぐ恋のライム』
〜マイクで紡ぐ恋の予感?〜
第3話 ドキドキハラハラ?
麻里衣SIDE
『今日はよろしくお願いします。えっと、寂雷さん。』
『ふふっ。えぇ、よろしくね。麻里衣さん。じゃあ乗って。』
『はい。』
寂雷さんの助手席に乗る。
『さて、どこか行きたいところはあるかい?』
『そうですね…。まずはご飯食べませんか?寂雷さん確か和食好きでしたよね?』
『はい。納豆が好きなんです。』
『じゃあまずはご飯食べましょう。スマホで調べますね。』
『ありがとう。』
『…よし、ここです。』
『では早速行こう。』
『はい!』
(圧倒的大人の色気が…っ。車の運転まで…流石過ぎる。)
和食料理店
『美味しいですね。』
『はい、とても。あ、寂雷さん。口元に…。』
私は寂雷さんの、口元に着いたご飯粒を取る。
『おっと、私としたことが…。』
『…っ、ぁ。』
自分のした事の恥ずかしさに我に返る。
『あ、す、すみません!妹にやる癖でつい…。』
『大丈夫ですよ。少し驚きましたが。』
(クール過ぎる…これくらいじゃ照れないところを見るとやっぱり大人だ。)
『麻里衣さん。』
『は、はい!』
スッ。寂雷さんが私の頬に触れる。
『え…っ。』
『口元にタレが着いてました。ペロッ。』
『っ…///』
(私が照れてどうする!)
『ふふっ。麻里衣さんは可愛いらしいね。普段は大人っぽく綺麗な女性なのに…。男性といるのはあまり慣れてないのかな?』
『ま、まぁ、そう、ですね…。誰かに好かれることはあっても仕事とかで忙しくて異性と出掛ける機会なんてなかったしそれに…。』
『それに?』
『慣れてないからどうやって立ち回ればいいのかとか……考えて相手に気を遣わせてしまいそうで。年上の方なら尚更…。』
『そっか…それなら…。』
グイッ。
寂雷さんが私の手を取り抱き寄せた。
『私には一切気を遣わなくていい。普段ならしないことを私にはして欲しいし、もっと貴方のことを知りたいから私にもっと見せてくれないかい?可愛いところも、ダメなところも全部。』
『は、はい…っ。』
(大人の色気と香りが…っ。私には弱い…っ。)
一方その頃――
『……きっと今頃寂雷まりぃちゃんのこと、押し倒してる。それであんなことやこんなこと…』
『せんせはそんな強引じゃねぇし!』
『いや分かりませんよ?好きな人の前ですから。まぁ私なら相手の意見を尊重しますが…。相手からお許しが出たらもうそれは…』
『やれやれ、小説家というのはみんな煩悩ばかりなのですか?あの方をネタに官能小説でも書く気ならしょっぴきますよ?』
『悪徳警官殿には言われたくありませんね?
貴方も彼女のことが好きなら少しくらい考えたことあるんじゃないです?』
『『( `´)–*–(`´ )バチバチ☆』』
『はぁ、心配だなぁ…。って、そうだ、帝統は大丈夫かな?』
『コロッチのことだしぃ、パチ屋にでも言ってんじゃね?』
『はぁ!?百合菜にそんなとこ連れて言ったら許さねぇ!』
百合菜SIDE
『……帝統ここで待っててって言われたけど、遅いな。』
(まさか何かあったのかな…。)
『百合菜ー!悪ぃ待たせた。』
『大丈夫。何かあったの?』
『いや!今日の資金を稼いできた!パチンコで一攫千金してきたぜ!』
『はぁ…心配した私が馬鹿だったよ…』
私は溜息を着く。
『お前と過ごすのに無一文じゃいけねぇと思って俺頑張ったんだぜ?』
『はいはい。』
『むっ。聞いてねぇだろ。』
グイッ
『わっ!』
帝統に手を引かれる。
『今日は俺が沢山楽しませてやる。覚悟しとけよ?』
『う、うん…。』
遊園地
『きゃー!』
『スピードやべー!』
2人で絶叫系に乗る。
((自然に手を繋いでる……。))
『いやー楽しかったな!』
『うん!』
((手を離すタイミング…ミスったな。))
これは絶叫系に乗ったからドキドキするのか、それとも……。
『お、お腹すいたね…。なにか食べよっか。』
『そ、そうだな。あっちに出店あるぜ!』
帝統は私の手を引いて走る。
(ドキドキするけど…やっぱり楽しいな。)
私はふふっと微笑む。
『うめぇー!…?何笑ってんだよ。』
『ん?ううん。楽しいなって。遊園地なんて久しぶりだからさ。』
『だろ?俺はお前を楽しませるために今日来てるんだ。だからもっと笑えよ。』
帝統は私の頬をつねる。
『むっ。』
『ほら、笑ってた方が可愛いんだからお前は。』
『っ…。』
ダメだ困る…不意に見せるその優しさと笑顔に落ちてしまいそうだ。
『だから…俺の事好きになれよ。百合菜。』
『帝統…。』
『今は悩んでてもいつか必ずお前の口から言われてやるから。』
『う、うん……。』
顔が火照ってしまいそう。この熱はしばらく冷めないだろうな。
一方その頃――。
『帝統は確かにパチンカスだけど女の子をそんなとこに連れてくほど馬鹿じゃないって。ね?げんたろ?』
『確証はありませんがね……。』
『あー早くボクもまりぃちゃんとデートしたい。』
『お前こそ節操ねぇからすぐに押し倒しそうだけどな?』
『左馬刻には言われたくなーい。』
(まぁ、俺も実際やばかったし人のこと言えねぇか…。)
そして、各々時間は過ぎて夜になった。
『あの、寂雷さん。』
『はい。』
『そろそろ帰りますか?』
『うーん…そうだね…だけど…。』
『……?』
路地裏の壁に手をつかれ壁ドンされる。
トン…ッ。
『せっかく君と2人きりなんだ。もう少しだけ君を独占していたい…ダメかい?』
『あ、え…っと…。だめでは、ない…です。』
『ふふ、嬉しいよ。では行こうか。』
(押しには弱いんだよな…。)
手を引かれて向かった場所は寂雷さんの家だった。
『先生らしい部屋ですね。』
『……君は本当に無防備だね。』
『え……?きゃっ!』
優しくベットに押し倒されてしまう。
そしてその手を絡め取られる。
『寂雷…さん?』
『仮にも君を好いている男の家に簡単に上がり込むなんて……襲われる、なんて考えなかったのかい?』
『っ…そ、それは…』
『君が押しに弱いのは先程把握したからね。ふふ、私は信頼されてるみたいだね。』
『だ、だって…寂雷さんはそんなこと…』
『しないから安心?困ったな…私も男だよ?』
『っ…。』
『無防備な君には少し……お仕置だね。』
『っ、先生…待っ…。』
『寂雷さん…だろう?』
『っ…。ん……っ。』
両手を拘束されてるため、キスに抗えない。
『ん、ふぁ……っ。や、寂雷さ…っ。』
ゾクリっ。
顔を赤く照れさせて私の名前を呼ぶその姿にゾクリと理性が煽られる。
(あぁ…凄く可愛い。)
『はぁ、はぁ…っ。』
(抵抗、しないと……でも…。)
今はこの甘さに……溺れていたいなんて
私はどうかしている。
『楽しかったァ…あ、もうこんな時間…そろそろ帰る?』
公園のベンチで休んでいたらあっという間に真っ暗だった。
『そう、だな…』
『帝統?』
『ギャンブルしねぇか?』
『え?』
『百円玉…表が出たら俺の言うこと聞いてもらう。裏が出たらお前の言うこと聞く。』
『突然だね……言うことって例えば?』
『……今すぐ俺のものにしたい。』
『っ…、待って、それって…!』
(そういえばこの近くにホテル街が…っ。)
賭けるのは己の身。一か八かの大博打。
帝統はコインを投げる。
『……。表だ。』
『あ、え、あの……。』
『……ふっ。びっくりさせたな。お前も俺も初めてだし、いきなりそんなことしねぇから。だけど――。』
『ん……っ。』
強引に唇を奪われキスをされた。
『お前が俺を好きになった時は…絶対お前を抱く。』
『あ、は、はい……っ。』
初キスの味なんて分からないくらいのドキドキの多さに困惑してしまう。
その日の夜…デートを終えた4人は帰宅する。
『『……。』』
『ただいま戻りました。』
『帰ったぜ〜。』
『おかえりなさいませ、お嬢様。おや?』
『『……///』』
(お顔が赤い…これはもしや…。)
『まりぃちゃんおかえりー!』
乱数さんが私に抱きつく。
『た、ただいま、です。あ、え、私お風呂に入ってきます……。』
『わ、私も!』
お姉ちゃんの後を追うようにお風呂に向かう。
─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
『寂雷……まりぃちゃんになにかした?』
『さぁ…?秘密です。』
『うっざ…。』
『てめぇ、帝統…百合菜に何したんだよ。』
『あ?てめぇに関係ねぇだろ。』
『関係あんだよ!こっち来い!』
お風呂にて
『『キスされた!?』』
『『!?』』
同時に同じ言葉を発する。流石双子である。
『えぇ…寂雷さんに…家でキスを…』
『ひゃー!大胆!』
『そういう百合菜は……?』
『公園で2人きりの時に…私が帝統を好きになった時は私を抱くって……』
『!?帝統さんって意外と強引…』
『びっくりして何も言えなかった…でも、いつかあの中の誰かと…。』
『…そう、ね。あの16人の誰か一人と…。』
(考えただけでドキドキしてしまう。
いつかのことを考えると余計に。)
『明日は誰だっけ?』
『えっと……。』
リビング 21時
『3日目のデートですが、麻里衣様と乱数さん。百合菜様と二郎さんですね。』
『やっとボクの番だー!楽しみにしててね!』
『はい、ありがとうございます。』
『百合菜!』
『は、はい!』
『あいつに何されたか知らねぇけど上書きしてやるからな!』
『う、上書き……。』
『夜も遅いですから皆さん寝室へお戻りください。おやすみなさいませ。』
『おやすみなさい、蘭。』
寝室 大部屋
『……。』
(寝れる訳ない…。)
つんっ。
『ん?』
『まりぃちゃん。』
『ら、らむ…っ。』
『しっ。静かに……みんな起きちゃう。』
乱数さんが私の口を手で塞いだ。
『ふふ、びっくりさせてごめんね。どうしても気になったから。』
『気になった……?』
『寂雷と何があったの?何された?』
『!?』
(やっぱり気付いてる……。これ答えようによっては……。)
『い、言えません…。』
『……ふぅん。そっか。それならいいや。』
(諦めてくれた……?)
『身体に聞くから。』
『え…っ。』
バサッ。
私の布団を剥がして顕になった太ももに唇が這う。
『っ…んっ。』
『可愛い声…ねぇ、その声寂雷にも聞かせた…?だったらすごくムカつくなぁ……。』
チュッ。
『ん…ぁ。』
(ダメ、声…っ。)
私は必死に声を抑える。
『クスッ。どこまで耐えられるかな…。答えるまでやめてあげないよ…♡♡』
次回
第4話 夜の甘い尋問
コメント
1件
わあ、一気に甘酸っぱさが加速しましたね…!麻里衣さんと寂雷さんの大人な雰囲気のデートと、百合菜ちゃんと帝統の初々しい攻防が同時進行で、どちらもドキドキしっぱなしでした。特に寂雷さんの「お仕置き」シーン、押しに弱い麻里衣さんの反応が可愛くてついニヤけてしまいます。そして最後の乱数さんの登場…!「身体に聞く」って、次回が気になりすぎます。双子の秘密の会話も微笑ましかったです。次回も楽しみにしてますね!
ヒプマイ好き
321
#リクエスト募集
ひゃっきん
16
髑髏@
1,045
ぷち
289