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あくねこ夢小説※主様出てきます。血の表現ありなので苦手な方はスキップ推奨します。


『貴方のナカマデ愛してる。』

〜狂った愛と歪んだ執着〜


third story アカクチルモノ


『――。』

ポタっ。ポタ…っ。

『う…っ! 』

その光景に思わず口を塞ぐ。

『主様!!見てはいけません!!』

ベリアンが私に覆いかぶさり目を塞ぐ。

(どうして、こんな…。)


遡ること数日前。


『悩ましいっすね…。』

『アモン?』

ムーと庭を散歩していると、アモンが庭の花の前で悩んでいた。

『あ、主様。』

『何か悩み事ですか?アモンさん!』

『いや〜実はっすね…。新しい花の苗を買おうと思ってるんすけど何がいいかなって悩んでるとこなんす。』

『花の苗…。』

『そうっす。季節もそろそろ変わる頃っすし春っぽいのにしようか悩み中っす。』

『春っぽい花…。あ、そしたらエスポワールに買いに行こうよ。』

『え!いいんすか?』

『うん、色んな春の苗を見てたらいいのが買えるかもよ。』

『確かにそれもそうっすね。そしたら主様。一緒に行きましょうっす。』

『うん!もちろん!』

『おやおや?主様どちらへ?』

ルカスが私たちのところへ歩いてくる。

『ルカスさん!』

『ふふ、こんにちは。ムーちゃん。2人でお出掛けですか?』

『う、うん、これからアモンとムーとエスポワールに買い物に……。』

『それでしたら…私も一緒にいいですか?ちょうどワインを買い足しておきたかったんです。』

『人数は多い方がいいっすし、一緒に行きましょうっす!』

『では決まりですね。』

こうして、エスポワールへ向かった。私達。


カチッ。


運命の歯車が回り出す、そんな音がした。


『では、私はワインを買ってくるので、ムーちゃん達はお花を見ていてください。』

『了解っす。』

『行こっか。』

『はい!』

そして、別行動になる私達。

本当ならこの時…ルカスの方にムーちゃんを

連れていくべきだったのだ。そうすれば

あんなことは起きなかったのかもしれない…。


『…さてと。主様達とも離れたわけだし、私は私のすべきことをしよう。』

私は裏路地に向かった。

コツコツコツ…。


『それでよー。ん?』

『あれは、悪魔執事!?ヒ、ヒィ!』

『おやおや、そんなに怖がらないで下さい。』

『悪魔執事が何の用だ?俺達ならず者に。』『少しお願いがあるんです。聞いて頂けますか?』

『ふんっ!悪魔執事が俺達にお願いだぁ?やだね。』

『お、おいお前、そんな態度とったら呪われちまうぞ!』

『いいんだよ、悪魔執事は所詮貴族様の道具なんだ。好き勝手言おうが別に――。』


数分後――。


ドカッ!ゴスっ!バキッ!


『『お願い』聞いて頂けますか?』

『は、はい…っ!!な、なんでも聞きますから殺さないで下さい!!』

『あ、あんた一体…っ。』

『嫌ですね…。私はただの悪魔執事ですよ。あなたたちの言うとおり…貴族の道具ですから。ふふ♪』


『いいのが買えてよかったね。』

『はいっす!主様、咲くのを楽しみにしてて下さいっす!』

『うん!』

『あ、ルカスさん!』

ムーちゃんが指を指した先にはルカスがいた。

『お花は買えましたか?』

『うん、いいのが買えたよ。』

『それは良かったです。ボソッ。咲いたところを見られないのが残念ですね。』

『ルカス?』

『いえ、なんでもないです。では屋敷に帰りましょうか。』

ルカスは馬車の御者をつとめてくれた。


次の日――。


『よしっ。これを植えて…水をかけて…。完成っす!咲くのは1、2週間後っすね。』

『楽しみにしてるね。』

『はい!』

『おーいアモン。』

『ボスキだ。』

『髪結び直してくれねぇか?』

『またっすか〜?仕方ないっすね…。主様。また戻ってくるんで待っててくださいっす。』

『うん。』

アモンはボスキに着いていく。


『ふわぁ…。少し眠くなってきた…。天気もいいから日向ぼっこでもしようかな。』

私は芝生に寝っ転がる。

『ん…。暖かいから眠、く……。すぅ、すぅ……。』

私は眠りについた。

ザッザ…。

『…ふふ。可愛らしい寝顔ですね。 』

私は主様の頬に触れる。

『主様。心配いりませんよ。主様と私の邪魔をする人は…みんな消してあげますから。』

チュッとほっぺにキスをした。


『ん…。ここは…?』

(そうだ、私庭で寝てたんだ…ってことはこれは、夢…?)

ポタっ。ポタっ…。

『ん?』

何かが垂れる音がする。真っ暗な闇の中を進んでいく。すると、そこには――。

血だらけになって吊るされているアモンの姿が。

『ひっ!!嫌っ!!』

ガバッ!

私はそこで目を覚ます。

『はぁ、はぁ……っ!!』

(酷い汗…。夢…だよね。)

私は急いで屋敷に戻る。

バタバタ…っ!


ガチャっ!

『アモンっ!!』

『あ、主様?どうしたんですか?』

エントランスにベリアンがいた。

『アモン、アモンは…っ!?』

『アモンならエスポワールへ買い物に行ったぞ。』

階段から降りてくるボスキが答える。

『なんでも庭の肥料を買い忘れたとかで。』

『か、買い物…。』

『どうしたんだ主様。酷い汗だぞ。』

『ちょ、ちょっと怖い夢を見て…。』

『大丈夫だ。今すぐルカスさんに…。あぁ、ルカスさんは今いないんだったな。』

『…え?』

何故かその時全身に寒気がした。

『ルカスは…?』

『ルカスさんならフィンレイ様に呼ばれてグロバナー家ですよ。ローブを持って言ってましたし。』

『そ、そう。』


何だろう。この嫌な感じ。


『俺としたことが大事な肥料を忘れるなんて…。』

屋敷へ帰ってる時だった。

コツコツ…。

『ん?』

後ろを振り向いた、その時だった。

ザシュッ!!


数時間後――


『アモンのやつおせぇな…。』

『迎えに行きましょうか。』

『わ、私も行く!』

『ロノ君。私とボスキ君と主様でアモン君を迎えに行ってきます。屋敷をよろしくお願いしますね。』

『任せてください!』

私たちはアモンを迎えにエスポワールへ行く。


『アモンー!』

『どこだー!アモン!!』

『アモン君ー!』

いくら呼んでも返事がない。

『あいつどこ行きやがった…。』

『おかしいですね…。』

『他にアモンが行きそうなところ…。』

『そうだな…あ。確か向こうにバラ園があったな。あいつバラが好きだし、寄り道してるかもな。』

『分かりました。では、バラ園にむかいましょう。』

『う、うん!』

私たちはバラ園へ向かう。

そこで見たものは…惨いものだった。


『は…?どういう事だよ…っ。』

『――。』

『アモン、君、どうしてこんな…っ。』

夢で見たものと同じだった。

アモンが血だらけで薔薇のツルに腕を巻かれて。吊る下げられていたのだ。

『うっ!』

『主様!見てはいけません!!』

ベリアンが私の目を塞いだ。

ポタっ…ポタっ…。

嫌な音が耳を刺激する。

『いや、いやぁぁぁぁぁぁっ!!』


次回


fourth story ハンニンハダレ

『貴方のナカマデ愛してる。』 〜狂った愛と歪んだ執着〜

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