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今回は太智くんが体調不良で仁人くんが看病するという物語にしてみました!
言葉遣いなど少し違うところがあるかもしれないですがご了承ください。
リハーサル後のスタジオ。太智が隅でうずくまるように座っていた。「だいちゃん、大丈夫?」
一番に声をかけたのは柔太朗だった。
「ちょっと顔色やばない?」と舜太がのぞきこむ。
「……大丈夫や。ちょっと、しんどいだけ……」
かすれた声。目はうつろ。
「ウソつけ」
すぐに仁人が隣にしゃがみこみ、太智の額に手を当てた。
「熱あるじゃん。帰るよ。」
「……ええって……」
「太智、言うこと聞け。行くぞ」
「仁人、太智のことよろしくな!」と勇斗が背中越しに声をかける。
「じんちゃん、ガチで心配してるな……」と柔太朗がつぶやいた。
「だいちゃんのことになると、じんちゃん、すぐ本気なるもんな……いいな…」と舜太。
仁人の部屋。
氷枕と水とタオル。手慣れた手つきで看病する仁人の姿に、太智は苦笑する。
「……じんちゃん、やさしすぎやろ」
「誰のせいだよ。倒れるまで無理して……」
「でも、嬉しいわ。仁人がおってくれて」
「……うん」
横で寝息を立てる太智の手を、そっと握った。
「ちゃんと、治せよ。……俺のとなりで」
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