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いつもはなんとも思わなかったけど、楽屋で普通にメンバーと接している時、目黒の目をふと見ると、なんだかいつもより少し真剣に自分を見つめている気がした。


もしかして、いつもこうやって見てくれていたのか?


目黒が普段よりも少し控えめに振る舞っていると、自然と意識してしまう自分に気づいた。


「どうした?目黒?」


軽く声をかけてみると、目黒は少し驚いたような顔をしてから、ふっと笑って「いや、なんでもない」と答えた。


その笑顔に、少し胸が締め付けられるような感覚を覚えた。


それに、目黒が何気なく見せる仕草や言葉が、少しずつ俺の心に深く残るようになった。


それからしばらくして、目黒のアプローチに気づき始めた。

普段の何気ない行動が、目黒の気持ちを反映しているのだろう。

例えば、目黒が自分の隣に座ることが多かったり、目が合うと少し照れくさい笑顔を見せてきたり。

その度に心の中でドキドキしていた。目黒が少し積極的になったことを自分も感じていた。


「目黒、また隣か?」


軽く笑いながら話しかけると、目黒はまた少し赤くなりながら「いや、たまたま…」と答える。


その瞬間、俺は目黒が意識していることを確信した。

そして目黒は、本気で自分を想ってくれているのだと。

その気持ちに応えるべきなのか、まだまだ悩んでいたが、目黒のことを意識せずにはいられなかった。


目黒からのアプローチが続く中で、俺はだんだんとその気持ちを受け入れつつあった。

目黒を意識する時間が長くなり、無意識に目が追ってしまう自分を感じていた。

目黒が隣にいるだけで、少し心が落ち着くのを感じると、その気持ちに驚く自分がいた。


その気持ちをどう受け止めるべきか、どう行動するべきかを日々悩み続けていた。

だが、何より目黒の笑顔が心に残り、少しずつその笑顔に引き寄せられていく自分を感じていた。

知らない間に好きになっていた

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