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et side
スーパーの時から、yan君を観察していた。なんだか違和感があったから。助けてあげたいと思った。でも、声をかけたのはrnだった。
何で、yan君に声をかけれなかったんだって思った。仲間なんだから、助けてあげたいと思った。何度も。でも、実際は何も言えなくて、密かに盗み聞きしてるだけで。2人との間に大きな隔たりがある気がした。情けなかった。自分が。
ねぇ、yan君自分だけを頼らないで、仲間、いるじゃん。ヒトリヨガリしないでよ。
そんな小さな言葉なのに…声に出せなかった。のどよりもずっとした、おなかからつっかえてでなかった。声が。
動画で 殴るわとか、ふざけんな!とか散々ひどい言葉を吐いてるのに優しい言葉を声に出せない。
et「情けな、私。誰よりも情けない。」
今私にできること、yan君を追いかけること。あのころの私のままでいたくない。yan君を助けるんだ。
et「私、追いかけてくる!」
jpp「え!ちょ、雨降り始めてるよ!?
」
ttn「行って来い!」
jpp「え、ttn!?」
ttn「jpp、あの眼見てみろ。俺は止める気になれへん。」
きっと私なりに固めた今の気持ちを感じてくれたんだ。
ありがとうttn。
私は、勢いよく家を出た。傘を差して走る。あぁ、靴下びしょ濡れだ。あ、手がかじかんできた。息が白いなぁ。
でも、yan君を探さなきゃ。
yan君。君に伝えたいこといっぱいあるんだ。謝りたいこと。感謝したいこと。たくさんあるんだ。
君のおかげで私は怪我をしなかったんだよ?
君のおかげでkrptの動画は成立しているんだよ?
君のおかげでurはkrptにいるんだよ?
だから、だから、まだ君はkrptのyanで、いるべきなんだよ?
yan君!
ふと、気がつけば市境まで来ていた。
川をまたぐ大きな橋。そこに、人影が見えた。yan君?
私は必死に走った。長い階段を3段飛ばしで登った。少しずつ見えてくる姿。見覚えのある赤メッシュ。どこか遠くを見つめる150cm位の体。見つけた。yan君。
et「yan君!」
yan「!」