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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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先生俺の特別になって




























昔から褒められてチヤホヤされたかった。

生きてるだけでみんなから何か優しくされたり特別扱いをされたかった。

なんでも完璧にやればみんな凄いって褒められてチヤホヤされるに違いない。特別にしてくれるに違いない。

昔からチヤホヤされるために頑張ってた。


でもなぜ俺はチヤホヤされないのだろう。

勉強は大嫌い。でも自分なりに頑張る。でも成果はでない。

学年では下の方の順位。


昔からずっと1番にはなれなかった。


順位でも、誰かの一番にもなれなかった。



























学校に行くのが怖くなった。

行くけど、行かされるけど。心臓バクバクで毎日死にたいって思いながら行く学校は怖くて嫌で吐き気がした。


親にも誰にも相談出来ずにいた。














ある日学校で教育相談という先生と生徒1体1で話す機会があった。

その日のことを話そう。












先生「次は彰人さん。はい。じゃあ…勉強は分かりますか?」


🥞「…分かりません。」


先生「…そっか、。友達とはどう?」


🥞「…友達いません。」


先生「…家は楽しい?」


🥞「……楽しくない。」


早く帰りたくて、ここにいるのが地獄で無意識に本当のことを言ってしまっていた。


先生「…何か困ってることがある?」


🥞「…死にたい」


これも全部無意識で無自覚だ。


先生「えっと、…何かがあったの?」


🥞「…」


先生「とりあえず今日は帰ろうか。明日保健室の先生と話をしておくから…明日保健室の先生と話そうね。」


🥞「…」


もうこの時には心も全部失って居た。欲求不満で精神もおかしくなっていた。
















次の日学校に来ると靴箱の前に保健室の先生がいた。

あぁ、昨日の。

めんどくさい事になったな。と、後悔。



保健室の先生「君が彰人くん?おはよう。」


🥞「……ざいます、」


保険室の先生「話は担任の先生から聞いたぞ。彰人くんの口から聞かさせて欲しいな。」


🥞「…」


ありがた迷惑と言うやつか。

どうせ言ったって変わらない。

結末はどうせどん底。いつもそうだから。


保険室の先生「先生は彰人くんの敵じゃない。いくらでもお話聞くし全部言わなくていいから。少しでも聞かせて欲しい。」


🥞「…コクン」


大事になるよりマシだ。


















そのまま保健室まで連れていかれてベットに腰をかけた。


保険室の先生「俺は保険室の先生の青柳冬弥だ。冬弥先生とでも読んでくれ。」


🥞「はい、」


☕「昨日担任の先生から色々聞いたけど…何か悩んでたり、嫌なことがあったりした?」


🥞「…誰かに認められたい、誰かの特別になりたい、チヤホヤされたい」


☕「…この事で悩んでるのか。一応聞くけど家族やクラスのお友達に暴力とかいじめとかされてないか?」


🥞「そういうのは無い、」


☕「そうか。じゃあ誰かに認められたいって言うのは具体的に…」


🥞「…俺、おれは、…生きてていいよって、認めて…欲しくて…」


☕「…いいよ。生きてていいよ。彰人くんは生きてていいんだ。」


🥞「思ってないくせに、勝手なこと言うなよ」


☕「…!」


☕「なんでそう思うんだ?」


🥞「誰も俺なんて必要に思わない、俺なんて居なくなって同じ。誰も俺のことは見てくれない、」


☕「じゃあ先生が必要とする。誰も必要って思わなくたって先生が彰人くんを必要とする。」


🥞「…無理矢理感強すぎる。俺はただ、自然に誰かにそう思われたいだけ。じゃあって何?その変な気遣いが大っ嫌いなんだよ!」


☕「…っ、」


🥞「話聞くってやっと俺は…愛されると思ったのに。違うんだね。」


☕「…嫌な思いをさせてしまってすまない。」


🥞「期待して損した。」


☕「少し待ってくれ。もう少し話を聞かせて欲しい。」


🥞「…聞きたい?」


☕「あぁ。彰人くんがいいなら、聞かせて欲しい。全部受け止める。」


🥞「…じゃあ約束して。」


🥞「誰にも言わないで。親にも、児童保護施設にも。他の先生にも。」


🥞「いい?誰かに言ったら冗談抜きで死ぬ。この学校にも先生にも泥が着く。わかった?」


☕「わかった。約束する。」


🥞「…ん、じゃあ。言う、」



🥞「誰かの、特別になりたかった。愛されたい、必要とされたい、誰かに甘やかされたい。全部俺の心は満たされないばっかり、偽物で埋めても、切っても切っても埋まらなかった。」


🥞「愛されたかったから、その辺のジジィ捕まえてホテル行って腰振ってアンアン言って、それでも心は満たされなかった、偽物ばっかりで本物では満たされなかった、」


🥞「いっその事死のうかなって、」


☕「……そうか。気づけなくてすまない。この学校の生徒なのに彰人くんの気持ちに気づけなかった。それに、生活アンケート。あれに書かなかったのか?」


🥞「面倒事に巻き込まれたくないから…適当に。」


☕「わかった。彰人くんは愛されたいんだね。誰かに特別な思いをして欲しい。そうだろう?」


🥞「…うん。」


☕「甘やかされるのはすき?」


🥞「うん。」


☕「何が好き?どんなことされるのが好き?どう褒められるのが好き?」



🥞「…ハグ、されるの好き。抱きしめられると心が少し埋まる。…引かれると思うけど…可愛いって言われるの好き。引くでしょ、俺男だけど…かっこいいより可愛いの方が嬉しい。」


☕「そうか。それは誰にされると嬉しいんだ?」


🥞「……俺のこと、ちゃんと分かってくれて、好きでいてくれて愛してくれて…俺も、好きな人にされたら嬉しい。」


☕「それは誰だ?」


🥞「…居ない。俺のこと好きな人なんていない。俺の事好きでいてくれる人を俺は好きになる。」


☕「俺に…先生に言われたら嬉しいか?」


🥞「…俺事好きなの?」


☕「あぁ。好きだ。先生は彰人くんの事分かってあげれるから認めるし愛す。」


🥞「…本当?」


☕「あぁ。彰人くんが満足するまで褒めてあげるしハグもしよう。」


🥞「……じゃあ俺の彼氏になって、」


☕「え…?」


🥞「…ダメ?俺の事好きなんでしょ?愛してくれるんでしょ?」


☕「そうだが…付き合うとなると…バレたりしたら大事に…」


🥞「……バレなきゃいいの、俺の事死なせたくなかったら死ぬ気で愛してみろ。」


☕「?!」


🥞「ねぇ、早く埋めて、。俺欲求不満で死んじゃいそう…」


☕「ぇ、ぁ、え…」



そして生徒の欲求を満たす生活が始まるのである……













END



ちょっとした新連載始まるよ‼️


勉強が中々進まなくてやばいと思って昨日2時間30分くらい久しぶりに頑張りました(私なりの努力)


本当に勉強嫌いで小説ばっかり書いてるので小説が生き甲斐です。

みんなからコメント貰えるしハートも押してもらえて本当に幸せだし嬉しいんですよね。

そろそろ現実逃避は辞めます…🫣



おつたに!

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