テラーノベル
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リビングの時計が午前2時を回っても、黒瀬くんの熱が冷める気配はなかった。
ソファからベッドへ場所を移してもなお、彼は貪欲に私の肌を求め続けている。
「……あ、っ……、れん、くっ……もう、無理……♡」
「無理じゃないですよ。舞さんの身体、こんなに僕を求めて震えてるんだから」
彼は私の両脚を高く持ち上げると、逃げ場を奪うように深く、容赦なく突き上げてきた。
脳を揺さぶるような快感に、私はシーツを掴んでのけ反る。
可愛い後輩の面影なんて、もうどこにもない。
そこにいるのは、私のすべてを暴き
支配し、自分の所有物として完成させようとする一人の「男」だ。
「……っ、ん……! はぁ…っ…は、ぁ…♡」
「舞さん……明日、会社に行くのが楽しみですね」
彼は私の頬に伝う涙を舌先で掬い取ると、満足げに目を細めた。
その瞳には、私のすべてを手に入れたという狂気にも似た悦びが宿っている。
「みんなの前では『可愛い後輩』のフリをして。……でも、誰もいない場所では、僕にこんなに乱されてる。……最高にゾクゾクしますね」
耳元で囁かれる背徳的な言葉に、私は否定する力さえ残っていなかった。
いや、心のどこかでその異常な関係に、抗いようのない昂りを感じている自分を認めざるを得なかったのだ。
「……っ、ふ……あぁ…♡♡」
何度目かの絶頂が訪れ、意識が真っ白に弾ける。
彼は私の首筋に最後の一噛みを残すと、私の胸元に顔を埋めて、荒い吐息を吐き出した。
「……絶対に、逃がしませんから。…舞さん」
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