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自分のおぞましく汚らしい真っ黒な反吐みたいな邪悪な塊と…どこまでも無垢で繊細でいて純粋な魂の輝きが激しく責めぎ合い衝突しているのを感じるのであった。
黒と白の閃光が…猛烈に明滅を繰り返す世界だった。
「ヴ、うわァァァアッ!」
影人は…次第に叫び声からウウゥ~…と低く唸るような声に変わり、さらに苦しみだしたのであった!
「う、うゥゥゥッッ!!!!」
あの忌まわしい程に困惑させる声が…また聞こえてきた。
その声が心を激しく揺さ振っていく。
『…あなたは本当の強さを知っているハズです!!
思い出しなさい…あなたの望む世界を…愛する人々の笑顔を…幸せを……
何が大切で…何をまもりたいと思うのかも…………』
優しく諭されるような…その声に自然と導かれるように影人は小さく呟くのであった。
「…………ッ
うぅぅぅ…ぅぅぅ~~ッ」
…………………………………
「…お、俺が…本当にまもりたい人は…まもりたい人達はァ~ァァァァッ…!!」
その声は…さらに響く!
『さぁ…あなたの答えは、出ているでしょう』
その声には計り知れない優しさと共に太陽のような気高さと神々しさに満ち溢れていたのだった。
『さぁ、覚醒(めざめ)なさい………
あなたの運命の扉を開く時が…やって来たのです!
そして…呼びなさいッ!!
魂に刻まれた…あなたの力の真なる名前を!!!!
その魂の名は…あなたに運命を切り開く力と勇気を与えましょう!!』
……………………………
皆の意識が固唾を飲んで影人へと向かう中で…一人だけ違った動きをする者がいたのであった。
…………………………………
その場にペタリと尻餅をついて、へたり込み………
意識がほや~ッと朦朧とし、魂が抜けたみたいに、茫然自失としている光透波に怪しい黒い影が迫っていたのだった!
それは瀕死の状態で、すでに微動だに出来なかったハズのボロボロになった羅刹なのであった。
彼は…ズリズリと足を引き摺りながらも光透波へと近づいていたのである。
光透波は後ろに人の気配を感じて、パッと振り返ってみると…ヌウ~ッと羅刹の左腕が伸びてきていて頭をガシッと鷲掴みにされたのだった。
「ヌアッハッハッハッ!」
「キャ~~ッ…助けてぇ~影人ぉ~~ッ!!」
羅刹の錯乱したかのような笑い声と光透波の悲鳴が…同時に聞こえてくるのであった!
羅刹は…さらに続けて叫び声を上げた。
「今回は…オレ様も負けを認めざるをえん!
しかし、それでは…ここまでコケにされた、このオレ様の気が済まん!
だから…キサマの一番、大切なヤツを殺すッ!
フハハハハハッ!!
どういう事かは知らんが…今は戦えんようだしナァ!
後で…たっぷりと悔やむが良いわァ~ッ!
絶望しろ…影人ォォッ!!」
…………………………………
苦しみもがき…うずくまり低くうなだれるだけの影人に、絶体絶命のピンチの光透波を救う事は出来るのだろうか?
翔太🍀
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