第1話 『空から。』
私は井上 友夏【いのうえ ともか】。どこにでもいるような平凡な高校1年生。
お父さんは、小学校の先生。お母さんは、美容学校の先生をしている。給料は普通。
私の将来の夢は、アーティストになること。いつか有名になって、テレビにでる。それが私の目標。
でも、こんなこと叶うわけない。なぜかって?それは、親戚に言われてるの。「あなたは、両親ともに、先生なんだから、あなたも先生になるわよね?」と圧をかけられているからだ。私の夢を踏みにじるようなその言葉。私は二度と聞きたくないと思いながらも、頑張って、その言葉と戦ってる。
そしてある日のこと。
私は、いつものように朝、目覚まし時計をとめ、いつものように、朝ごはんを食べ、いつものように、顔を洗って、いつものように、制服に着替え、スクールバッグをもち、だれもいない家の玄関で靴を履き、だれもいないのに「いってきます。」といって家をでた。
私の家から学校までは、徒歩20分程度。
自転車がパンクしたので、早足で歩いていた。いつも通る遠回りの道も通らず、近道のほうを迷わず歩いていた。その時。
バタンッッッッッッッ‼‼‼‼
むこうの方で空から何かが落ちてきた。
私はびっくりして、学校のことを忘れ、落ちてきたものに近づいた。
そして、私は信じきれない光景をめにしてしまった。
その落ちてきたものとは、高校生ぐらいの、男の子だったのだ。
つづく
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