テラーノベル
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今から2135年前のこと。ドヴェ=タインの起こしたタイン革命が起きたわ───。
「タイン革命」。Orsiera全体を巻き込み、全てが覆った革命。
ドヴェは、セレフィス王国と協力して「永誓協定」という…簡単に言えば、全ての国が戦争をしないと誓うことを世界に提案したの。
そして永誓協定計画は無事に成功。各国から署名を得て、史上最重要の平和協定になったの。
───まぁつまり、戦争ばかりだった歴史が覆って、一気に平和になったって感じね。
永誓協定が発表された日、街は祝祭のように騒がしかったわ。
何十年も、何百年も戦争をしてきた奴らが、ようやく「争わない」という選択をしたんですもの。
それを奇跡と呼ばずに、何と呼ぶのかしらね。
もっとも──全員がその奇跡を信じていたわけじゃない。
「どうせすぐ破られる」
「署名なんて紙切れだ」
そう呟く者も、確かに存在していたの。 当時、いいことばかりが起きたってわけじゃあないわ。
革命が起こったあと、
ドヴェが七つの大罪の1つ「強欲」を犯したことが発覚したわ。
英雄から罪人に成り変わったドヴェの心象は、誰にも読むことは出来なかった。私さえ分からないわ。
七つの大罪は、Orsieraにとって死刑レベルの重罪。
革命を起こした人とはいえ、許されることではないわ。だから ドヴェは無期懲役とされたわ。そしてドヴェが動かしていたドヴェ=タイン共和国は、のちにキュベル=タイン共和国に改名、政治家とかも諸々整理されたの。
こんなことがありはしたけど、革命後のOrsieraは嘘みたいに平和になったの。すごいでしょう、人間って。全く…恵まれた性格してやがるわぁ。
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