この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません
階段を降り切ると一階のロビーに出る。
講堂の出入口は一階と二階に一つずつあるのみで、一階の出入口はジャックのいるガラス扉だけだ。
僕はロビーに走り出ようとしたが、すんでのところで思いとどまり、階段部分の壁に張り付くように身を隠した。
「佐伯君?」
栗橋が不思議そうに声をかけてくる。
そうだ、今までは影に遭遇しても逃げれば良かった。
だが、この夜からは違う。
「影は人……栗橋さん。会うってのは【知っている人物】に【相対する事】だと……思いませんか」
「知っている……? そうか! そう言う事か! 影が人とリンクしていて、そのリンク先がわかる状況だと……影と遭遇する事は、人と遭遇するのと変わらない。そう言いたいんだろ」
僕は大きく*********************
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