奪われた幸せ

めぐみさんとやっと会えた。

私は子供を抱き。

義兄にお骨壺を抱き寄せ、

買えろって言われた

「え？…」

「私と結婚して欲しい…すぐに返事は詰まるよな？…」

「もう翔平じゃなくて神龍介と生きて欲しい…」

泣いてた私から赤ちゃんを抱き寄せ…

「名前つけないと…萌未」

「この字画どうだ？萌えに未来の未」

「可愛い名前…」

道警に久美を連れて帰るよって連絡がきた。

「警部？会わなくても良いのかな？…」

「あの神官長に任せたら若手でやり手だ」

千歳空港まで着いた神龍介と新藤久美、子供を載せ

苫小牧東フェリー乗り場まできた

運転手の島田

乗るから煙草をふかした運転手が

…

プシュ…

ドッカン！！

わあっ！！

島田？…

連絡が取れず…

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

はい神龍介。

〃あなたの運転手の島田信司が車事爆破されました…〃

あ？島田が死んだ？…

今は飛行機の中だが…

〃新藤久美さんもですか？…〃

豪華な車

〃その島田を火葬して欲しい…〃

〃分かりました〃

〃それと、道警の木戸警部に伝えて頂けませんか？…もう少しで私達殺されるところだったって…〃

〃分かりました…必ずお伝えします」

久美の寝顔。赤ん坊の顔がいとおしい…

佐野も飛行機に同席してたが警護に賄ってた。

成田空港に着いた時。

一年半ぶりの賑やかな都市に帰宅した。

「久美？。君の親の所に行くって」

ターミナルで

不審者に出くわした…

佐野ー！！

警視長官戻ったから応援お願いいたします！！

何事だ！…

〃神翔平さんの狙った犯人らしい男に出くわした！至急応援お願いいたします！〃

了解ー！！

ウウーウウー

ﾋﾟﾎﾟﾋﾟﾎﾟﾋﾟﾎﾟ

特攻隊。

わあっ！！助けてくれ！！

あ？…樋山卓也さん…

お義兄様？…樋山卓也さんですよ…

バタバタ！

取り押さえられた…

久美さん…俺だけ助かった…

もしかしたら、あなたと関係した小笠原展夫と関連してたの！

そうでしょ！？

違うって聞こえた…

載せられた。

ターミナル館内がお客に影響はなかったが野次馬になってた…

別の車が迎えにきた。

島田信司は？…殺されたよ…

彼は車を運ぶのに苫小牧フェリー前で爆破された…

このまま彼女に家に行って欲しい…

どの辺ですか？…

目黒区、中目黒。

近いなぁ。

大きな国道を通過した…

お婆ちゃんとお爺ちゃんに会えるよ！…

翔～！

え？…姉さん…

「母さん～！父さん！姉さんが帰ったよ！…」

「お手伝いさんが居た？…」

リフォームされてた。

久美～！

どうなってるの？…

「警視長官の神翔平の兄だ！…父さん…」

座布団。

都さん…

「お茶良いの出せる？…」

「はい！お嬢さん？…」

「私の娘よ笑っ」

「痩せたなぁ久美…」

そうかな？…

「すみませんでした…弟の不始末で御迷惑おかけしました」

「とんでもない…この子は？…」

「弟の子供ができましたが」

「お宅のお嬢さんを私の嫁と迎えたい…」

あ？

え？…

お母さんー！！

長々と父と龍介さんが話した。

「親父？…夕方だって…」

運転手に自宅に行く。

お構いなくて…

私は見送りに

外で

「久美～！君も来るんだよ！」

え？…

親父達に会わせるって聞こえた…

「会わなくてもいいのに…」

「私の建前も考えている？…」

施設に連れてきた。

「父親父も歳だ…もう永くはない…」

「母も10年前に癌で他界してる」…

「…そんな…翔平さんは両親に会わせたいって言われた…」

「お手伝いさんが2人いるから子供の世話だけ頼みたい…」

「父も警視庁に居たが脳梗塞で倒れた。身体が不自由になり、施設に預けた…」

神さん？。

「お電話しょうとしてました…」

「永くはない？…」

父さん？…聞こえるか？…

龍介…

「俺の嫁さんだ！…翔平が亡くなった。」

「顔を見せて欲しい…」

顔を近づけた。

恵美？…

似てるだろ？…

龍介を頼みたい…

ガクッ…

お、お義父様？…

ウッウッうそだよね？…

龍介さんに抱きついて泣いた…

皆死んじゃやだ～！

「久美？…俺とお前家庭を守りたい…良いか？…」

「はい！…」

葬儀を任せ、

警視庁でも関係者が動いた…

私も私の建前をたてたい…新藤家の両親と翔。

渡辺一美に連絡した。

中原めぐみさんこれないよね…

友人に連絡したら、

「え？玉の輿…」

お義兄様の龍介さんと婚約者、

やる事だらけ、

弁護士、

会社の職員？…

え？…

成田さん…

了解

社長？…

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

はい？…神ですが…

「久美さん？…神さんって聞こえたけど。」

「私神さんのお義兄様と結婚する」

住所何処なの？…

お手伝いさんに聞いた。「ここの住所は？…」

お手紙を見せた。

世田谷区

〃中原さん～！〃

めぐみさん？…

〃そうよ。部屋を解約しに戻った。〃

〃一人で？…〃

ビルの通り道。

なんだ近いって笑っ

今お義父様が亡くなったからあわただしくしてる……

〃通夜出るから。一美さんからも連絡来てたわ〃

〃ありがとう…〃

お手伝いさんが…

奥さま？…

「赤ん坊の揺り篭をご用意されましたよ笑っ」

まだ嫁になってませんよ…

ご主人様が久美さんって呼ぶなって言われました。

…涙ぐんだ…