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アクア・マリン
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街の中央にある時計塔の扉が開いていた。
内部には、古い操作盤。
操作盤には、街の地図が表示されている。
すべての区画に、赤い印が付いていた。
ただ一つを除いて。
時計塔の真下。
そこだけが、白く光っている。
地図の下には、文字が表示されていた。
『未処理の記録が一件あります』
その横に、名前があった。
『黒瀬真白』
そして、もう一行。
『処理を実行するには、管理者の承認が必要です』
コメント
1件
第24話、最後の1人というタイトルが今回の内容とすごく合ってますね。時計塔の中の操作盤、地図上の赤い印がほとんど全部に付いてて、真下の区画だけ白く光っている描写がとても印象的でした。未処理の記録として残っている名前「黒瀬真白」……なんだか……この先がどうなるのか、すごく気になります。物語の終わりに近づいている感じがして、ちょっと切ない気持ちにもなりました。むなさんの書く、静かで細かい描写の積み重ね方がやっぱり素敵だなと思いました。