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月城「 こら ひろと っ ! 」
月城「 それ 、 返して 」
若井「 だって ぇ ….、 」
甘えん坊で 寂しがり屋な ひろと 。
今だって 買い物に行くのを 阻止されてる 。
月城「 お財布 ちょ~だい 」
若井「 やだ ….、 おでかけ 行くんでしょ …. 」
月城「 ぃ 行くけど …. ひろとの好きなもの買ってきてあげるよ ? 」
若井「 むり 俺 だって行きたい …. 、 」
月城「 んも~” お利口さんにしてたらいいよ 」
若井「 っ へ ほんと !? 」
若井「 する っ いい子にする っ ! 」
月城「 ふは いいよ 笑 じゃぁ一緒に行こ ぉ 」
満面の笑み 。
隣で目を輝かせて 歩く ひろと 。
ぎゅっ と繋いだ手を ゆらゆら させながら 。
月城「 ぁ みてみて あそこのポスターの人さ 、 」
月城「 ひろとに似てない ?! 笑」
若井「 ….. 、 そ~かな ? 」
私が指したポスターは
人気アーティストのアルバム宣伝ポスター 。
最近 車の中や徒歩で移動中
そのアーティストの曲ばっか聞いてる 。
歌詞やメロディー 歌声がとっても好き 。
それと共に 聞き馴染みのある音楽が流れる 。
月城「 っぁ ひろと この音楽 聞こえる ? 」
若井「 ? あぁ うん 」
月城「 あのね 、この曲大好きなの っ! 」
若井「 ふぅん …..、 」
さっきまで ぶらぶらと揺らしていた手は
横でしっかり固定されてる 。
月城「 そうぃゃ 、 この人ひろとと同じ名前なんだよ 笑 」
若井「 へぇ 、 」
月城「 ギターがね とっても上手で ダンスも上手で
難しいギターフレーズはね泣きながら練習してたんだって 」
月城「 すっごい努力家だよね ぇ ~ 」
若井「 …. あいつのこと好き ?」
月城「 っぇ ? まぁ 好きだよ 笑 」
若井「 ……. 」
月城「 っぁ でもひろとみたいな_ 」
月城「 ぇ っちょッ ひろとッ ? 」
月城「 どこ行くのッ ? 歩くのはやいよ っ 」
月城「 お買い物行くんじゃないの ッ ? 」
私の言葉に一切反応せずに
玄関のドアを開け ソファに向かうひろと 。
若井「 あいつとなんて全然 似てない …. 」
若井「 俺の方が もっといいじゃん 」
月城「 っ そ そぉだけど ッ …、 」
若井「 あんなやつより 俺のほうがさ 」
若井「 もっと満足させれるよ ….ッ ? 」
end.