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政治的意図は一切ありません。
R15ほどの描写がでてきます。
イギリスのキャラが少々崩壊しております。
それらが大丈夫な方は、どうぞ。
英=イギリス 仏=フランス
一人称 私 一人称 je
フライギ 「酔いの夜」 一話目
英(ん…眩し…。)
イギリスが目を擦りながら体を起こす。
窓からは暖かな太陽の日差しが入り込み、
ちゅん、ちゅんと小鳥のさえずりが部屋に響く。
すっかり春の陽気である。
するとイギリスの部屋へドアが開く。
仏「やぁイギリス!おはよう♡」
ここで🇬🇧は疑問を抱く。
なぜこんな朝から自分の家にフランスがいるのか…?
いや、朝でなくても無許可で家に上がるのはどうなのか…??
英「…なぜ貴方が私の家にいるのです…?」
(…あ?)
声が出しずらい、というかいつもよりも掠れたような声しか出せない。
フランスは少し驚いたような表情をしてニヤッと笑った。
仏「あは〜やだなぁイギリス!まさか昨日のこと、覚えてないの?」
英「昨日…?」
イギリスはう〜ん、と考え込む。
しかしながら思い出すことは出来なかった。
英「…すみません思い出せません…。」
フランスは小声で
仏「まあ…あれだけお酒飲んでだらそりゃそうなるか…。いっぱいやっちゃったしなぁ…。」
と呟く。
英「…?えっと…どういう経緯で貴方がここにいるのか教えてもらっていいですかね?」
イギリスは掠れた声で話す。
普段の高い、可愛らしい声からは想像も出来ないような声。フランスはそれすら愛おしくてたまらなかった。それとは逆にフランスは陽気な雰囲気で応答する。
仏「あははぁ…。まあ大事な所を要約して言うとイギリスがお酒飲みすぎて帰れなくなったからjeが家まで送って行ってあげたってわけだよ!!」
英「はぁ…なるほど…。それは失礼致しました。わざわざどうも。でも、私はもう大丈夫ですので帰ってもらっても良いですかね?今日は家でゆっくりしたいのです。」
英(声…出ない…。)
イギリスは喉に手を添える。
どうしてこんなに声が出しずらいのだろう?熱があるわけでもないし、お酒の飲みすぎでこうなるとは思えない。
フランスはイギリスの方に歩み寄る。
仏「ふーん、そっか……ねぇイギリス。どうして声が出ずらいか、知りたい?」
フランスがにこっと笑顔を作る。
イギリスは少し眉間にシワを寄せる。
何となく、聞いてはいけない気がした。
しかし好奇心のほうが勝ってしまったようだ。
英「…なぜです?」
と、聞いてしまった。
フランスはよりいっそう笑顔になる。
そうしてこう言った。
仏「んふふ…♡昨日イギリスがたくさん喘いでたからだよ♡」
イギリスは凍りつく。
英「…は?何言ってるんですか??頭おかしいんですか?いや、元々ですかね笑」
イギリスは苦笑いを浮かべる。
フランスのことだからいつも通り、冗談を言っているのだと思いたい。本当にそれだけで。自分をからかっているだけなのだと。声が枯れているのは、たまたま、喉の調子が悪いだけなのだと。
喘ぐ…それはすなわち、そういうとこだろう。
たとえ交えていなくても…。
1線を超えてしまったのは間違いない。
イギリスの頬に冷や汗が伝う。
仏「頭おかしいだって?…まあそうなのかもね〜。じゃあなくて。こんな時に冗談言うわけないでしょ?覚えてないんなら、昨日あったこと全部話そうか?」
冗談じゃない?
嘘だ。信じられない。
どこまで?どこまでしたんだ。
何がどうなってこんなことに??
口が動かない。何も、言えない。
空白の時間が少し流れたのち、フランスが口を開いた。
仏「…何も言わないってことは、YESってことだよね!!いいよ!jeが話して信ぜよ〜う!!」
そう言ったと思った瞬間。
フランスに押し倒された。
突然すぎてただでさえ回らない頭がもっと回らなくなった。
心身は恐怖でいっぱいである。
フランスはイギリスに乗っかった状態で話を進める。
仏「昨日は家に連れてってから…」
英「んん〜…。ふらんす…。」
仏「もうッ…イギリスってばお酒飲みすぎだよ…大して強くもないのに…。」
英「わたひは強いですよぅ〜!」
そう言うイギリスを、彼のベッドに横たわせる。ふにゃふにゃな様子がとても愛らしい。
仏(ッ…可愛い♡…ちょっとくらいなら、いいよね…。)
フランスはイギリスの唇に自身の唇を重ねる。
英「…??ふゅッ…?♡」
現状を理解出来ていなさそうな顔。
なんて可愛いのだろう?♡
フランスはイギリスの口に舌を押し込んだ。
英「んんんんんッ??ん♡ふッ〜♡」
仏(あぁ可愛い♡ずっとこうしていたい♡)
しかし、そろそろ息が足らなくなってきた。
名残惜しそうに唇を離す。
銀色の糸が伝う。
仏「ッは…。…あはは、急にごめんね。忘れてね!」
フランスがイギリスの頭を撫でる。
英「えへ♡フランス好き〜♡」
仏「…え?」
突然の言葉に心底驚く。
イギリスが、自分のことを???
いつもあんな態度をとっているのに?
驚いているフランスをぐいっと引き付けて、唇を重ねる。
英「ちゅっ…可愛いねぇ…♡」
仏(…は?は!?)
英「驚いちゃってる〜可愛いね♡いつも整ってるお顔が台無し〜笑 フランスの負けッ!私の勝ちッ!フランスざあこざあこ♡」
赤く染った顔でフランスを煽る。
フランスにはそれは、興奮材料にしかならなかった。
仏「…へぇ。jeからすればイギリスの方がざこざこだよ?イギリスの負けッ!」
英「列強なのに1ヶ月で降伏したくせに〜!恥ずかしい〜!負けを認めろ♡ざこフランスッ♡悔しかったら負かしてみろ〜♡」
その言葉でフランスの理性が崩れ落ちた。
仏「あっそう、そっか〜♡そんなこと言っちゃうんだ。いいよ、お望み通り負かせてあげる!!♡」
フランスがイギリスの服を脱がしていく。
英「へッ??やッ!冗談!冗談だからッ!!!」
イギリスは必死に抵抗する。
しかしそれは叶わず、フランスに服を剥ぎ取られてしまった。
英「うッ…ううううッ!!!フランスの変態ッビッチ!!」
仏「あは…♡どっちが変態でビッチか教えておげようね〜♡」
英「ひゃああああ!!やだやだやだッ!!やッ!!あ゛ッッ!!!そこ触るなッ!!」
仏「…♡」
仏「…って感じかな?♡」
フランスの口から大量に恐ろしい言葉が漏れだした。
嘘。嫌だ。信じられない。信じたくない。
汗が止まらない。
一線を超えた。気付かぬ内に。
そんなの、嫌だ。
自分が自分であるときに、言いたかったのに。
貴方が、好きだと。
仏「…悪かったよ。」
フランスが小さく呟く。
仏「あんな風にするつもりは、なかったんだ。その、理性が保てなくて…。そうだ、そうだよ。je、何してんだろ。イギリスに何してッッッッ!」
フランスの目から涙が溢れ出す。
そして自分の下にいるイギリスを抱きしめる。
仏「ふッあぁぁ…ごめんなさいごめんなさいッ!!泣きたいのはイギリスのほうなのにッ!!なんでッなんでッ…うわぁぁッ!!」
泣きながら話続ける。
仏「好きでもないやつにッ初めてとられてッ!しかも自分の知らない間にッ!!!ひッ…ぐ、何して、何して…傷つけて、汚してッ!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…!」
「許さなくて良い、嫌いになって…。jeには、イギリスを愛す権利は、もうないよッ…。」
フランスはそう言ってイギリスの家を飛び出して行った。
英「…!!ま、待って下さいフランスッッッ!!!」
イギリスは家を飛び出して行ったフランスを追いかけた。
2話に続く。
ちょっと長くなりそうだしキリが良いのでここで切らせて頂きます!少々お時間頂くかも知れません!続き気になる方がたくさんいらしたらなるべく早く続きを出せるように頑張りますね!
文章に変なところがあったら申し訳ないです!💦ここまで読んで頂きありがとうございました💕