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『モモ!!まだ起きなくてもいい!!』
ククは思い切り叫ぶ。
「ちょっ!!やめてよクク!モモが生きているならちゃんと話したい!」
『クソっ、、、!もう無理か、、、!!』
ククは走って部屋の外に出ていってしまった。
「あ!!クク!」
静かな時間。どうして私はここにいるのだろう、、、。
久しぶりだね。
「え!!モモ!!」
そんなに驚かなくても、、、!
「だって、、、死んじゃったと思ってた、、、」
うん。死んだよ。
「、、、え?」
もう居ないよ。私はここにはいない。
「どういうこと、、、?」
私は話していない。話しているけれど、モモとしては話していない。分かるでしょ?
「、、、」
ずっと話が進むよ。あなたがたとえ私を無視しても。
「無視なんかしない。」
そうだね。信じてる。あなたは優しいから。
「あなたあなたって、、、ちょっとでいいから、、、1回でいいから名前呼んでよ、、、!」
欲張り。悪魔の名前なんて呼びたくない。
「、、、!!あ、、、あなた達だって悪魔よ!!モモの皮を被った偽物!!」
そうかもね。でもあなただって私の皮を被った偽物。偽物はククもモモも、あなたもそう。全部偽物。私の偽物。私はこの世界の神。この世界を支配する。
「こんな、、、あなたみたいな人が神なわけが無いわ、、、!」
神はいる。私の頭の中ではね。でもあなたはこの小さい世界で我慢できなかったから、施設を作ったの。自分で勝手に。私のルールに逆らって。私の真似事をしてまたあなたもルールを作った。
「ちょっと、、、意味が、、、!」
でもあなたの作ったルールは自爆そのもの。10日しか生きられないなんて。あなたは自分を殺そうとしたの?
「、、、そんなわけないわ。」
そうよね。じゃなかったらククやモモなんて造らないもの。あの子たちはあなたを守るために産まされた。かわいそう。
「ちょっと、、、!それは酷いわ、、、!」
じゃああなたこそ、私の心の1部を占領するのやめてくれる?ちょっとそれは酷いんじゃない?
「占領って、そんな事してない!!私は私よ!せっかくモモだとおもって話していたのにあんたなんかと話してたらおかしくなりそうよ!!」
そうね。私もそう思うわ。あなたも私が作ったから、色んなことは言えないんだけどね。
「は?」
私はこの話の中での悲劇のヒロインだから。