テラーノベル
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ダン
と木に弓があたった音がする。30 本投げて30本命中、我ながら凄いと思う。
その時俺の顔の横に一本の弓が飛んできた。誰だ…?と思い後ろを向く。
「あぁ…(汗)すまん!」
青色の瞳、青い髪を持った眼鏡をかけてる奴…確か、幹部で居た人やんな?
「ごめんなぁ、俺弓下手でぇ…まぁ、戦闘員じゃないんやけどw」
戦闘員じゃなくても訓練してるんか、この国の幹部は偉いなぁ…。と思いながら俺はトコトコと青い髪に近づく、
「え…?!なに?!」
rbr『弓、撃ってみ…』
「…?わ、分かったわ」
ひゅ〜ん
う〜ん、下手やな!どの木、狙ってるか知らんけど、どの木にもあたらんかった。しかも撃てる距離も短いし、一本でバテてない?!確かに、体力必要やけど…えぇ…?
rbr『ヘタやな…(汗)』
「うるさいわ!」
rbr『お前、筋肉ある?』
「ないです…」
rbr『なら真っすぐやなくて、上向かせた方がええで、後…俺が持ってる弓で撃ってみ』
「なんで?」
rbr『お前が使ってる弓重いねん…俺の方が断然軽い』
「だから、当たらんかったんかぁ!」
rbr『それは関係ないけど…理由の一つはそれやなぁ』
「はぁい、」
rbr『後お前背筋悪いから背筋よくし、』
「背筋ねぇ…」
rbr『それ気にして、撃ってみ』
「へい、へい…」
こいつ、信じてへんなぁ?せっかく教えてやってんのに…、
「へ?」
rbr『お、』
木…あたった。
rbr『あれ、狙いの木?』
「お、おう…」
ふ〜ん、ちょっと指導しただけで結構成長したなぁ…まぁ真ん中には当たってないんやけど
「…センキューな」
rbr『ん、』
rbr『あ、後…戦闘員ちゃうなら弓より銃の方がええで…何時でも持てるし力がなくてもバランス力があればつかえるし、室内ならそっちの方が使いやすい。』
「じゃあ、俺の努力…皆無?」
rbr『いや、弓が使えたら銃が使える』
rbr『俺も、弓と同じくらい銃が使える』
「そうなんやぁ」
tn「お〜い、お前等!」
トントンだ、どうしたんやろ。
tn「もう、晩飯やぞ!」
rbr『ばん、めし…』
そういや最近食べてへんなぁ、お腹すいたわ。
「へいへ〜い!今行くわ!」
「じゃ、ロボロ!一緒に行くぞ」
rbr『は!?…分かった。』
まぁ、飯行くだけなら…別に…いけるやろ
tn「なんや、お前等仲良くなったんか?」
静かに歩いてる中、トントンが変な質問を投げてきた。
「いやぁ、弓稽古付けて貰って」
稽古ってほどじゃないけどなと軽くツッコミをいれる。
tn「w確か…ロボロ弓上手いらしいもんなぁ」
rbr『知ってるんや』
tn「ちゃんと勧誘する前に皆調べとる」
rbr『へぇ、』
手の内は大体バレてるんか…どこまで知っとるんやろ。資料室にあるんやろか
「あぁ!腹減った!」
tn「てゆうかお前資料やったん?」
「…」
tn「ちゃんと月曜やれよぉ?」
「まぁ、な…」
tn「そろそろ、反省会開かなあかんな」
「いやぁ、ね?何時ものことやん!」
tn「何時もの事やからあかんねん」
「いやぁ、チーノとか…ゾムとかコネシマとかシャオロンとかも、」
tn「大先生、…お前が一番回数多いんじゃい!」
di ?「ちぇ…」
rbr『大先生って言うんや、名前』
di ?「違うよ!?」
ut「俺は鬱!」
rbr『鬱…』
ut「大先生はあだ名や」
あだ名…ねぇ、いいなぁ…そう言えば希からホビットって呼ばれてた気がする。小さい頃は可愛い動物やから喜んでたが今思えば身長いじりされてただけ…腹立つ!
tn「あだ名、つけたろか?」
rbr『…どんなんなん?』
tn「…ホビットとか!」
rbr『は…』
何でこいつら彼奴と同じあだ名つけんねん!そんな身長低くないやろ!
ut「wwええやんそれぇw」
あぁもう、あったまに来た!
rbr『…ッ』
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