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第5章 中根朝日
「おはよ」
「うわっ!」
急にうしろから声をかけられびっくりして思わず声がでてしまった、
「そんなビビることか?」
「右京くんが急に声掛けてくるからじゃん!」
私はあの日右京くんと出会ってから完璧な中根朝日を演じてる。
「は?朝の挨拶しただけなんだけど」
「それが急なんだよ」
「しょーがねーじゃん」
右京くんはダルそうにそう言ってきた、その後は2人並んで校門え向かった、私は2組で右京くんは4組なので途中で別れる
「じゃあな」
「うん」
私は右京くんとの会話を終わらせ教室に入ろうとしたその時
「昼屋上集合な」
「え?」
「まぁ来いよ」
「うん、、」
なんで毎回こんな急に言うのだろう。
―はぁやっと四限が終わったぁ
心の中でそう言って伸びをした、そういえば昼屋上だったっけ、
私は席を立ち屋上へ向かった、向かってる途中右京くんに最初に出会って連れてけれたのって屋上だったなと思って右京くんは屋上が好きなのかとひとりで予想をしていた、
屋上に着きドアを開けると初めて屋上に行った時とまったく同じ光景が目の前に現れた、だが前と違うところがひとつあったそれは右京くんが絵を描いていた。
「あ、やっと来た」
「ごめん、半分忘れてた」
「は?」
事実だった私は屋上に行くことを忘れてて教室でひとりでお昼を食べていた、だからお弁当は持ってきていないていうかお腹は空いていなかった、
「そいやあ朝日弁当は?」
右京くんが私が手ぶらなのにきずき聞いてきた
それに対して私は嘘をつく理由もないから正直にお腹が空いていないと行った、右京くんは少し黙ってから私に返事をした
「ふーん、俺も腹減ってない」
「そう」
少しの間沈黙が続き右京くんが口を開いた
「朝日も絵描けよ」
「え?なんで」
ほんとこの人は急に言ってくるなと思いながら聞き返した。
「いやぇ描くの好きなら描けよ絵」
「うん、そうだね」
「ちょうど描きたいと思ってたんだ」
私はそう言い右京くんが持っていた筆を受け取った。