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須王環は時々思う
あの時の事を
あの時、、、自分達が七不思議としてこの桜蘭に君臨する事、、死ぬことを、、後悔しているのかと
環
(あの時、、鏡夜達はどう思っただろうか)
環
(俺と一緒に、、七不思議になる事を)
と環は自身の本、、生きていた時の本、記録を読んで思った
この本には環達が何故死に、七不思議になったのか全て載っている
環
「あの時、、もし、、俺だけが七不思議になっていたら、、鏡夜達は、、止めたのか?」
と環が独り言を行っていると鏡夜が現れた
鏡夜
「、、環、、何をしてる?」
環
「鏡夜、、何って、、生前の記録を見てるんだが」
鏡夜
「何故、今さら見ている、、未来達に見つかるぞ」
環
「見つからないさ、、此処は俺の境界で許可した者しか入れないんだから」
そう環が言うと鏡夜は近くにあった椅子に座った
環
「それより、どうした。お前が俺の境界来るなんて何時もなら黒杖代だけ来させるのに」
と環が言うと鏡夜は黒杖代から何かを貰いそれをテーブルに置いた
環
「ワイン?、、、」
鏡夜
「あぁ、悠一兄さんがくれてな一人じゃあ飲みきれない、、」
環
「あはは、鏡夜はお酒は無理、、」
鏡夜
「もう無理じゃあない、ざるだ」
環
「、、お手並み拝見」
そう環はグラスを二つ出しそれにワインを注いだ
ワインの入ったグラスを鏡夜は受け取りお互いに乾杯した
乾杯をして少し飲んでいると鏡夜が環に聞いた
鏡夜
「環、急に生きていた時の本を見ていたんだ、何か思う所でもあったか」
環
「、、どうしてそう思うんだ?」
鏡夜
「何百年居ると思ってるんだ、それぐらいわかる」
環
「、、、」
鏡夜
「別に無理には聞かないが」
と鏡夜はワインを飲んで言うと環は少し間を置いてから言った
環
「鏡夜はさ、、後悔してるか?」
鏡夜
「何を?」
環
「俺と一緒に、、七不思議になった事」
鏡夜
「何故そんなこと聞く、、今さら」
環
「時々思うんだよ、、もしあの時の事を鏡夜達はどう思ってるんだろうってさ」
環
「本当は嫌だったじゃあないかなって」
と環が言うと鏡夜はため息をついたのち環へチョップをお見舞いした
ドカ
環
「痛った!、鏡夜!何をするのだ!」
鏡夜
「お前はバカか?、そんな事で悩むな」
環
「バカって!、俺は真剣に!」
鏡夜
「そんな昔の事はもう後悔してない、していたらこんな呑気にワイン何て飲めるか」
鏡夜
「それに、七不思議になったのも俺達の意思だ、お前が悩む事など一切ない」
そう鏡夜に言うわれた環は確かにそうだと思い言った
環
「そうだな、鏡夜達の意思なら俺は責めないよ、、、七不思議も以外と楽しいし」
鏡夜
「ふん、七不思議も七不思議で忙しいがな」
環
「な!」
そう環達はワインを楽しく飲んで、話した
あの時の事を須王環は考えない
だって、彼らの意思だ
それを否定はしない
こうして、彼らの夜はまた明けていく
七不思議としての役目をするために
続く