テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ー 注意事項 ー
・こちらはmnps様の二次創作となっております
・ご本人様や関係者様とは一切関係ありません
・この作品にはBL要素が含まれますので、苦手な方はご注意ください
ご理解いただける方は、ぜひ楽しんでいってください!
あの日から。
shkは一つだけ。
癖が増えた。
教室へ入る。
まず最初に。
smの席を見る。
いる。
それだけで。
少し安心する。
「おはよう。」
akが手を振る。
「今日も早いね。」
shkは笑って頷く。
でも。
その視線は。
もう一度だけ。
smへ向いてしまう。
『おはよう。』
smが手話をする。
『おはよう。』
その短いやり取りだけで。
胸の奥が少し温かくなる。
なんだろう。
この気持ち
自分でも。
まだ名前は分からなかった。
昼休み。
「ねぇ、shk!」
akが机に身を乗り出す。
「今度の夏祭りだけどさ!」
「浴衣着る?」
『浴衣?』
shkは首を傾げる。
「せっかくだし!」
「みんなで着たら楽しそうじゃん!」
「僕は着る予定ですよ。」
pyが笑う。
「akさんが誘ってくれたので。」
「え、じゃあsmは?」
akが振り向く。
smは少し考えてから。
メモ帳に書く。
【持ってる。】
「まじ!?」
「じゃあ決まりじゃん!」
akは嬉しそうに笑う。
shkは。
その文字を見て。
少しだけ想像する。
浴衣姿のsm。
……似合いそう。
思った瞬間。
自分でびっくりした。
「……。」
なんで。
そんなこと考えたんだろう。
放課後。
昇降口。
靴を履き替えていると。
一人の女子が近付いてきた。
「あの……。」
shkは顔を上げる。
女子は少し緊張した様子で。
スマホを取り出した。
画面には文字。
【手話を教えてくれてありがとう!】
shkは笑う。
『どういたしまして。』
女子も笑顔になる。
【また教えてね!】
そう打って。
手を振って帰っていった。
その様子を。
少し離れた場所で見ていたakが。
smの肩を軽くつつく。
「なんかさ。」
smが振り向く。
「shkって人気あるよね。」
その一言。
smは女子が去っていく方向を見る。
それから。
shkを見る。
少しだけ
胸の奥が。
もやっとした
理由は。
分からない。
『帰ろう。』
いつも通り手話をする。
でも。
今日は。
ほんの少しだけ。
動きがぎこちなかった。
shkは気付かない。
「じゃあまた明日!」
akとpyが手を振る。
帰り道。
二人で歩く。
しばらくして。
shkが手話をする。
『今日、なんかあった?』
smは首を横に振る。
『何もない。』
嘘だった。
でも。
自分でも。
何が引っかかっているのか。
まだ分からなかった。
ただ一つ。
さっき笑っていたshkの姿が。
何度も頭に浮かんでいた。
#vvt
かがみ
254
#wtBL
コメント
1件
うわ、このエピソードめちゃくちゃ胸にきた……!shkの「smの席を見て安心する」って癖、もう恋の兆候じゃないですか。あと、smの胸のもやっとした理由も、自分で気づいてないのがもどかしくて可愛い。浴衣姿を想像して自分で驚くshkも、女子に手話教えてるシーンも素敵だった。二人の距離がゆっくり縮まってる感じがたまらないです!