/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
7 ◇理不尽過ぎる
妹は夫ばかりか、いつの間にか娘まで取り込んでいたようだ。
それにしても、実の母親が横から父親を寝取られた挙句、反省の色も
なく略奪すると言っている女の味方につくとは。
青天の霹靂とはまさに……である。
「……だって、お姉さん。娘にまで見限られて可哀そう～」
「うっ……」
「温子、悔しい気持ちは分かるが人の気持ちはどうしようもないよ。
簡単には変えられない。
凛子は職もなく無収入だ、対してお前には看護婦というりっぱな仕事が
あることだし、不服があるお前のほうが出て行ってはどうか」
「温子、母さんもそれが一番いい方法だと思うわ。
そうすれば皆まぁ～るく収まるじゃない、ね？
2～3日して行き先が決まり次第そうなさい」
「じゃっ、家族会議はこれで終了。はいっ、解散!」
無情にも父親が遺恨を残したままの話合いをぶち切った。
＊＊＊＊＊＊＊＊
えっ、皆どうかしてるんじゃないの?
話し合いの結末がこんな終わり方だなんておかし過ぎるわ。
ちょっ……待って、こんなの理不尽過ぎる。
どうして被害者が家を出て行くことになるの?
こんな馬鹿な話が何故まかり通るのか……。
私はしばし、混乱した。
はっきりしていることはひとつ。
私は、何もしてなくて……嫌なことをされた側の私の主張が、
家族の誰ひとりからも支持されなかったということ。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ