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彼から連絡が来なくなって、7日目の夜。
その日も、特別なことは何もなかった。
私はスマートフォンをテーブルに置いて、
ぼんやりと過ごしていた。
もう今日は来ないかもしれない。
明日も来ないかもしれない。
そんなことを考え始めたときだった。
スマートフォンが震えた。
画面が光った。
私は何気なく視線を向けた。
そして、息が止まりそうになった。
そこに表示されていたのは、彼の名前だった。
一瞬、何が起きたのか分からなかった。
何度も画面を見た。
見間違いじゃない。
彼からのLINEだった。
手が震えた。
すぐに開きたいのに、怖くて開けなかった。
嬉しい。
でも、怖い。
連絡をくれたということは、まだ私のことを
覚えていてくれたのだろうか。
それとも、これで最後だと伝えるためなのだろうか。
いろいろな気持ちが、一気に押し寄せた。
私は深呼吸して、メッセージを開いた。
そこには、こう書かれていた。
『連絡遅くなってごめん』
たった一言。
それだけなのに、涙が出そうになった。
彼は続けてメッセージを送ってきた。
『いろいろ話し合ってた。ちゃんと連絡しなきゃって思ってたんだけど、なかなかできなくてごめん』
私は画面を見つめた。
ずっと聞きたかった言葉。
ずっと待っていた連絡。
でも、嬉しさと同時に、胸の奥に溜まっていた寂しさがあふれた。
私は返信した。
『もう会えないのかと思った』
送信ボタンを押した瞬間、涙がこぼれた。
今まで、ずっと我慢していた。
彼にも事情があるから。
困らせなくないから。
重いと思われたくないから。
そうやって、自分の気持ちを抑えていた。
でも、本当は怖かった。
大好きな人が、何も言わずにいなくなってしまうことが。
しばらくして、彼から返事が来た。
『不安にさせてごめん。ちゃんと話したい』
その言葉を読んだとき、私は初めて、彼ともう一度話せるかもしれないと思った。
だけど、まだ何も解決したわけじゃない。
彼の家庭のことも。
これからのことも。
私たちがどうなるのかも。
何ひとつ、決まっていなかった。
それでも、連絡が来た。
その事実だけで、止まっていた時間が、
ほんの少しだけ動き出した気がした。
コメント
1件
うわあ、ようやく来たね……7日目の夜。彼からの連絡が途絶えてからのカウントがリアルで、待つ側の“嬉しいけど怖い”がひしひし伝わってきた。特に、画面が光ってから開くまでの葛藤の描写に胸が詰まったよ。たった一言の「ごめん」で涙があふれるって、本当にその人のこと想ってたんだなって分かる。何も解決してないのに、連絡が来ただけで時間が動き出す感じ、すごく共感できた。続きが気になる……!