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バレンタイン当日。
『えっ…やば…』
白布くんの机にはたくさんのチョコレート。
そして後からも
「白布くん…!受け取ってください」
「白布くん!私も…」
「白布くん!」
大行列ができている。
こんな恋愛学園ドラマみたいな事ある?
白布くんは
「あー、そこ置いといて」
「あー、はいはい」
だなんて余裕な表情で1人1人目も合わさずに
チョコを捌いている(?)
職人かよぉ
チョコ捌き職人?笑
でも…せっかく作ったり買ったりして目も合わせてくれないなんて辛いんじゃ…
「きゃー白布くんと話が出来た!」
「きゃー白布くんがチョコ受け取ってくれた!」
あーはいはい、その気持ちものすっごくわかる
初期の私みたいな感じだ。
話に相槌を打ってくれるだけマシってやつね??
それだけでいいのか…
さすが冷血王子と呼ばれてるだけキャラが定着してるな…ふむふむ
りっこ「美樹!美〜樹!!ちょっとあれ大丈夫なの?」
りっこがあれあれと白布くんの方を見て言う。
『まあ〜大丈夫だと思う…』
りっこ「モテるね奴は…さすがだわ」
『だね』
りっこ「まじであんたら付き合わないとやばいんじゃない?」
『やばいってなにが?』
りっこ「ほら見て、あの子。」
りっこの目線の先には、白鳥沢1可愛いと噂されている女の子。
ちゃんと健気に順番待ちしてる、偉いね。
『あ〜めっちゃ可愛い子いんじゃん』
りっこ「そう!めっちゃ可愛いって噂されてる子。あの子が白布くん狙ってるってなったらだるいよまじで。」
『え、なんで?』
りっこ「あの子の取り巻きみたいなのがそういう雰囲気にさせたりだとか、なんか…あの子結構やばいみたいだよ…」
おっ?
『それはどういうやばい…?』
りっこ「狙った男は絶対掴まないとダメってやつ!」
あ~それだるいやつっすねぇ!!!