テラーノベル
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注意
こちらのお話は、私がノベルを書く練習として作られたものです。低クオリティーですがそれでも大丈夫な方はお読みください!
「みんなー!今日は”koyuki”のLIVEで楽しい思い出、一緒につくってくれてありがとー!またねー! 」
そう言って、人気アイドルの”koyuki”は、たくさんの色のライトに照らされた舞台から退場した。それでも水色に光るペンライトはまだたくさん上がっていた……
「お疲れ様、”莉奈(りな)”」
LIVEが終わり、楽屋にいた莉奈に俺はそう声をかける
「ありがとう、”博夢(ひろむ)”、今日も前列で見てくれたでしょ?」
そう声を返してくれたのは俺の親友である莉奈、人気アイドルのkoyukiだ。
「もちろん!せっかく莉奈が呼んでくれたんだからいくよ」
そう言って笑った俺に
「楽しんでくれたなら良いよ(ニコッ」
舞台でファンの人たちに見せた笑顔とは違う、もっと明るくて可愛い笑顔を向けてくれた
「今日も一緒に帰らない?その方がファンの人たちに追いかけられることもないだろうし」
「いいの?!ありがとう」
帰り道、空は赤く染まりかけ、俺より少し前を歩いている莉奈の長い髪が風によって俺の顔の近くまで来る。そのとき、 何度目になるか分からないことを俺は言う
「本当にすごいよなぁ 、学校も行きながら自分で曲作って、振り付けも考えるって…同い年とは思えないや」
莉奈は曲を自分でつくってる。音楽の才能が溢れてる。まだ俺と同じ15歳なのに
「そうかな?私は自分のやりたいことをやってるだけだから!それに、博夢みたいに応援してる人がいるから頑張れるの! 」
莉奈はいつもこう言う。人気になれたのは周りの人が支えてくれたからだって。本当に…優しくて、明るい、それが”莉奈”
これは内緒だけど、俺は莉奈のことが好きだ。だけど、莉奈がアイドルとして活動してる間はこの思いは伝えない。アイドルは恋愛しにくいだろうしね
「じゃあまたね!送ってくれてありがとう!」
「またな!」
そう言って今日も別れた
「はぁー…」
今日は月曜日、つまり学校が始まる。勉強が苦手な俺にとっては嫌いな場所
「おはよー!」
教室のドアが開いて、莉奈が入ってくる
「おは~」
「今日も元気だねぇ~」
クラスメイトが莉奈に挨拶を返す
莉奈は人気者だから、みんなすぐに話しかけに行く。莉奈はアイドル活動をする前から人気者だったから、クラスメイトの反応も前と変わってはいない
学校でも俺は莉奈と一緒
お昼ご飯は一緒に食べるし、ペアを組めって言われたときも一緒、帰るときも一緒だ。今日も一緒に帰る
「ん~!美味しい~!」
学校帰りにSNSでこの頃話題のデザート屋で買ったクレープを食べながら、莉奈は幸せそうな顔をしている。莉奈は甘いものが大好きなのだ。
「ぁ、そろそろ家に帰らないと、またね!」
「またな!」
これが俺の日常だ
「君にー届けー♪」
今日は莉奈の東京ドームのLIVEの練習
莉奈が東京ドームにたつのは2回目で、今度は前回よりももっとファンの人たちを楽しませるって莉奈は言ってた。なんで俺がいるのかって?それは、この後に一緒に遊びに行く約束をしているのと…
「どうどう?!今のファンサ、良くない?!」
こうやってファンサの反応を確かめるために呼ばれた。
「いいと思うよ、急にファンサが来てびっくりしたけど…みんな喜ぶんじゃないかな」
「良かった!」
本当に、舞台で踊ったり歌ったりする莉奈…いや、”koyuki”は楽しそう。見ているこちらも楽しくなる
「はぁッはぁッ」
めずらしく、息が荒くなっている。いつもはこれくらいの時間じゃこんな風にはならないのに…
「大丈夫か?」
心配で、そう声をかける
「大丈夫ッ!はぁッ…まだいけるッ」
全然大丈夫じゃなさそう…
「疲れたなら少し休んだら?その方がきっと動きやすいよ?」
いつもと様子が違う莉奈にそう声をかける
「そう…しようかな…」
「フラッ バタッ」
1,764
もか🍑@🐣🎀🪽腐女子
5,058
#病気
りおん
342
13
「莉奈ッ?!」
莉奈が急に倒れた。
「はぁッはぁッ」
苦しそうに息をしている莉奈を見て、少し時間が止まった
「ッ! 救急車!救急車お願いします!」
「はいッ! 」
莉奈のマネージャーさんに救急車を呼んでもらっている間に莉奈を近くのソファーに運ぶ
「はぁッはぁッ」
ずっと苦しそうに息をする莉奈に俺はなにも出来ない。時間だけが過ぎていった
しばらくして救急車が来て、莉奈を病院に運んでいった。俺は1度帰宅して、莉奈の両親からの連絡を待った。
ピコンッ
夜、自分の部屋でこの間莉奈にもらったペンダントを見ているときだった
通知の音がしてすぐにスマホを開いた
「莉奈のお母さんからだ…」
すぐにメッセージの内容を見る
「は?……」
メッセージの内容に俺は息を1度奪われた
ガチャッ
すぐに自分の部屋を飛び出してリビングに行った
「母さんッ!車出してくれ!莉奈が、莉奈が!」
そう叫ぶ俺の声に母はびっくりしてたけどすぐに車を出してくれた
ガラガラッ
「莉奈ッ!」
病室のドアを乱暴に開けて、たくさんの管に繋がれてる莉奈に駆け寄る
「博夢くん…来てくれてたのね」
莉奈のお母さんが俺に声をかけてくれた
「あのメッセージ…本当なんですか?」
そう俺は聞いた。嘘だって言って欲しかった。あんなことが真実なんて…
「…嘘じゃないわ、その事について、今からお医者さんに詳しく説明してもらうところだったの」
…あれが、嘘じゃない?そんな、そんな…
ガラガラ
「失礼します」
俺とは違って丁寧に入ってきた医者、今から説明をしてくれるんだろう
「莉奈さんは、心臓病です。それも、末期の…」
「…………………」
俺は黙って医者の話を聞くしかなかった
「余命は…約1年です。今日から入院してもらいます。」
「東京ドーム……」
この事だけは聞かないと…莉奈が楽しみにしてたこの事だけはッ!
「東京ドームの公演はどうなるんですかッ?莉奈、凄く楽しみにしてて…」
返ってくる言葉は分かってる。でもッ!
「残念ですが…許可できません」
「ッ!……ドサッ」
俺は床に座り込んだ
立っていられなかった。莉奈が、莉奈があんなに楽しみにしていたことが、叶わない?莉奈が…この事を知ったら…ッ
その後の医者の説明はあまり覚えていない。フラフラしながら家に帰って、ご飯も食べずにベッドに入った。
「寝れない…」
今は深夜、いつもならきっと爆睡してるのに、今日は寝れない。
「はぁ…」
ため息をしながらスマホを起動させ、写真ホルダを開く。そこには笑顔の莉奈の写真と、莉奈と俺のツーショット、他にもたくさんの莉奈との思い出がある。どれも俺にとって宝物…この笑顔もあと約1年で見れなくなる。その事実は…あまりにも酷い…
「ん………ふわぁ…」
いつの間にか寝ていたらしい。枕元にスマホが雑に置かれている。充電は大丈夫なのか?… スマホの電源ボタンを押しても、画面は暗いまま、つまり充電切れ。急いで充電しないと…
スタスタ
今日も病院に来た。もしかしたら目覚めるかもしれないから。なんとなく、病院の廊下を歩くスピードが速いような気がする。
ガラガラ
昨日とは違って丁寧にドアを開けた。すると…
「ぁ、おはよ…博夢…」
莉奈はゆっくりと話した
「起きたのか…良かった…、」
莉奈の元気のなさが凄く心配だ、もしかしたらもう医者から話を聞いたのか?
「莉奈…お医者さんから話聞いた?」
俺は恐る恐る聞いた
「ううん…これから聞くの…」
莉奈は、自分の状態がどんなのかはある程度予想がついているのかもしれない。だから、医者から話を聞いていないのに元気がないのかも…それとも体調が良くないのか
ガラガラ
「失礼します」
昨日と同じように丁寧にドアを開けて医者が入ってきた。莉奈に、昨日俺が聞いた話を医者はしていた。
「……………」
莉奈は黙って医者の話を聞いていた。少しずつ、莉奈の表情が変わる。とても、とても悲しい顔に、少しずつ変わっていっている。その様子を見て、俺は、胸が張り裂けそうなくらい、痛かった…
「失礼しました」
医者はそう残して病室から出た。今、病室にいるのは俺と莉奈の2人。とても重い空気が漂っていた。
「……なんで」
そう莉奈の声が聞こえて、下を向いていた顔を上げた
「なんで…なんで…こんなこと…」
「莉奈…」
俺はこれ以上なにも言葉が出なかった
「なんで…なんでッ!私がもっと体調に気を配れば、こんなことならなかった?、…もっと…もっと…ポロポロ」
莉奈の頬が濡れていく
「あ”あ”ぁぁッ!ポロポロ」
「莉奈ッ!」
泣き叫ぶ莉奈に、俺は背中を擦ることくらいしか出来なかった。親友が…俺の好きな人が…泣き叫んでいるのに、俺にはなにも出来なかった…
下手ッ!すごく下手ッ!これからも練習がんばります…また次回!
コメント
5件
読み終えました!最初はアイドルと親友の、何気ない日常の温かさが丁寧に描かれていて、莉奈の“koyuki”としての輝きと、博夢から見た等身大の彼女のギャップがすごく良かったです。最後の病室で泣き叫ぶシーン、背中を擦ることしかできないもどかしさが胸に刺さりました。まだ1話、ここからどう動くのか気になります。練習作とのことですが、ちゃんと感情移入できましたよ!