テラーノベル
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春千夜
21
#40✕✕年
#へたくそだけど許して
結月
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コメント
1件
うわあ、第2話読み終えたよ〜!😭✨ 彩葉ちゃん、ホストの世界に引き込まれそうでハラハラした…「興味ないからいつかね」って流すところ、めっちゃわかる。親友の夏々が傷ついてるの見てると「やめなよ」って言いたくなるけど、言えないもどかしさがリアルで胸が苦しくなったよ…! 歌舞伎町の描写も生々しくて、続きがすっごく気になる!次どうなるの!?💕
「初回どうですかー?」
「お姉さん、居酒屋探してたり〜?」
「夜職、興味ありますか?」
歌舞伎町。
足を踏み入れて、まだ五分。
もう帰りたい。
どうしてわたしがこんな街にいるのか。
理由はただ一つ、高校時代からの親友・夏々に呼び出されたからだ。
昔から気が合って、上京してからも頻繁に会っている。
人混みの向こうでスマホを見つめる夏々を見つけると、自然と足が速くなった。
「彩葉! 今日急だったのに来てくれてありがと」
いつも通りの笑顔で手を振る夏々に、少しだけ安心する。
「もう……初めての歌舞伎町で怖かったんだから!」
「ごめんごめん笑 」
笑いながら腕を引っ張る夏々。
こういう少し強引なところが、昔から好きだった。
人混みを抜けると、夏々の行きつけだというバーへ入る。
お酒が運ばれてきた途端、夏々は堰を切ったように話し始めた。
「昨日さ、担当がアベ100使ってんの私だけなのに、被りの女とアフター行っててさ。ほんっと無理!」
担当。
アベ。
被り。
アフター。
どれも聞き慣れない言葉ばかりだった。
それでも、夏々から何度も話を聞いているうちに、なんとなく意味だけは分かるようになっていた。
「夏々が頑張ってるのに、それが伝わらないのはつらいね。」
この世界のことは、まだよく分からない。
知っていることなんて、全部夏々から聞いた話だけ。
だから余計なことを言って、地雷を踏んでしまうのが怖かった。
「そうなの! 被りなんてお金も使わないくせに遠慮しろって感じだし。担当も『あいつは育て。本命は夏々だけだから』とか言うしさ。みんなほんときもい!」
今日はいつも以上に荒れている。
大好きな夏々が誰かに傷つけられているのを見るのは、苦しかった。
本当は「もうホストなんてやめなよ」って言いたい。
でも、私が言ったところで何も変わらないことも分かっている。
だから今は、ただ話を聞くことしかできなかった。
「はぁ……担当切ろうかな。」
それは夏々の口癖だった。
毎回そう言うくせに、結局切らないことも知っている。
「彩葉も今度初回一緒に行こうよ〜!」
ホストへの誘い。
わたしは、いつものように笑って返す。
「興味ないから、いつかいくね笑」