TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

rd×gt

一覧ページ

「rd×gt」のメインビジュアル

rd×gt

11 - 「 色のない世界で貴方だけが 」

♥

1,187

2024年10月30日

シェアするシェアする
報告する

ハイどうもどうもどうも!!お馴染み主です!!

前回久方ぶりの作品でしたのにあんなに沢山いいねありがとうございます!!有難い限りです本当に🥲



今回はセンシティブ要素ほぼなしなので見たいーーって方はリクエストを書いたりして次回作をお楽しみ下さいませ😌


それでは早速行きましょ。






この話はフィクションです。御本人様には一切関係ありません。



らっだぁ 🟰 「」


ぐちつぼ 🟰 『』














――――――――――――――――――


g  視点









もう見えなくなり始めてからどれくらい経ったのだろうか。ある時、全てのものが視界から色を失われていた。


信号機、キャンバス、人、服、空、自然、自分までもが。きっかけは特には無いのだけれど、強いて言うなら人と関わっているうちに全ての物に興味が無くなって。


そのせいかどんどん色素が薄くなり、ついにはサァッと全てモノクロになってしまった。いつもの様に変わらない景色、幾ら手で擦ってみても触ってみたりしても変わらない平凡な建物達。


それでも俺は生きて、僅かな望みにかけていつか変えてくれる人が来ると信じていたのに。


そんなのは無かった。1年経っても3年経っても、俺の中の世界を変えてくれる人なんて現れなかったんだ。バカみたいな話だ、本当。


俺はケジメをつけるために、色が見える頃に大好きだった川に歩いて行き、そして辿りついた。


死ぬなら此処で死にたい、そう思える程透き通っていて深く蒼い川。の筈だ。もう俺は、生き甲斐だったこの川の色も見れないのだ。


飛び込もうとしたその時、俺の黒い服の襟をぐっと引かれて其方を向かされた。


俺の目に飛び込んできたのは、数年振りの鮮やかな色。


蒼く透き通った瞳に惹かれて、呆然と10秒ほど眺めてしまう。


そんな綺麗な容姿をしている貴方が声を荒らげて話し始めた。



「  ッはぁ 、 ッ… 何してんの !?」



『えっ…なんで見え、えっ…?』



色のない世界を数年間過ごしてきた俺にはこの人は見慣れなさすぎて衝撃で上手く話せない。



「  ねえお前。名前は? 」



『えっ、あっ… ぐちつぼ 。』



「俺の名前はらっだぁ。ねぇ、ぐちつぼ?何で死のうとしたの?」



『…俺さ


変な事言ってるって思われるかもしんねェけど、色が見えねえの。3年前から。

もうモノクロの世界に飽き飽きして、人生をやめようって思ったんだけど……


何故か今、この世界で唯一俺の目に映る色鮮やかなものを見つけた。それがお前。』




そう伝えればらっだぁという男は目を大きく見開く。そうだよな、こんなの普通信じてもらえるわけないよな。もう諦めて帰ろう。そう思い立ち去ろうとした時、




「待って。俺も色が見えないんだ。」



『え?』



らっだぁの口から衝撃的な言葉が発せられる。俺以外にも居たのか?色が見えないやつ。初めて出会った…



「5年振りに初めて色のあるやつを見つけて、ソイツが今にも飛び降りそうだったんだから焦ったよ。千載一遇のチャンスを逃すところだった」



苦笑いをするらっだぁ。まさからっだぁにも俺だけが色づいて見えているのか?



「ぐちつぼは綺麗だね。綺麗な紅色の目をしてる。綺麗、ホント綺麗だ」



愛おしそうに顔を近づけてそう言われる。

勿論久しぶりに色を見たから感動しているだけだとは分かっているが、流石にこれまで面と向かって綺麗だと言われると俺も恥ずかしくなってきた。



『ちょ 、 ッはずい わ …近い近い 』



「えぇ、ダメ?だってもっと見てたいもん。久しぶりに色を見たなぁ、あぁ…!ホント可愛い。綺麗。」



ダメだ、俺も今久しぶりに色を見て感動してるしこんな透き通った蒼色の瞳に惹かれているって言うのに。そんな事されたら、どんどんあなたの事を好きになってしまう。



「ぁは、顔真っ赤だ。あぁ〜〜〜可愛い!ホント綺麗な顔してる。キスしていい?いいよね?」



『き ッ…  !?そういうのは 付き合ってからだろ !? 』



「そっかぁ、じゃあ付き合お。」



間髪入れずにそう言ってくるらっだぁに少し呆れる。が、本人は至って真面目なようで。



「 俺たち数年間 色が見えなかったんだよ?なのにお互い 、お互いの色だけわかるの。そんなのって奇跡だと思わない?所謂運命みたいな、さ?」

『うん、めい?』




「そう。運命。もし運命じゃなかったとしても、俺が絶対幸せにする。誓うよ。俺じゃダメ?」




『…………ッ』



その蒼色の瞳に今迄にないくらいに真剣に訴えられる。そんな、そんなの、断れるわけない。


…断る気もないけどさ



『いい、よ。…俺の事幸せにしてよ。』


恥ずかしさのあまり目をきゅっと瞑ってそう伝えると、


「ホント!?やっっったぁ…!!」



心底嬉しそうならっだぁの声が飛び込んでくる。



「ねぇぐちつぼ。」



『ン ? な ッ』



言葉をいい切る前に唇を塞がれる。何をされているのか理解するのに時間がかかった。俺がぽかんとしている間に、口内にらっだぁの舌が入ってくる。



『ッん、ふ、ッ!?』



頭がぼんやりする。視界がらっだぁの綺麗な瞳で覆われている。ああ、幸せだ。



そう思えばゆっくりと唇を離してくる。さっきまでくっついていた筈の唇がない事が少し寂しいなんて思ってしまって。



「そんな悲しそうな顔して。もっとしてたかったんだ。幾らでもしてあげる」



「でも俺の家教えてあげるから。だから帰ってから、ね?笑」




『……うん  、  …  //  』













やっと出逢えた。運命の人。






これからも貴方の綺麗な瞳が色づいて見えますように、そう願ってしまった。




――――――――――――――――――





なんか納得いかないですが!!まぁ!!良いでしょう!!!!!!(笑)



それでは見てくれてありがとうございました!!



間違って未完成の時に投稿してたっぽい、ごめんなさい🥲


この作品はいかがでしたか?

1,187

コメント

3

ユーザー

ほんとこういうのも大好きです🫶 いつも素敵な作品ありがとうございます(இωஇ`。)

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚