テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
1,761
86
3,201
旅館の部屋でゆっくり休んだらぴす。
十分ほど休憩すると、顔色も少しずつ良くなっていた。
心音「どうだ?」
らぴす「もう大丈夫!」
ロゼ「本当?」
らぴす「うん!」
メルト「無理はしないこと。」
らぴす「分かってる!」
みかさ「元気ならよかった!」
らいと「夕食の時間やね。」
らぴす「楽しみ!」
食事会場。
大きな机の上には、色とりどりの料理が並んでいた。
らぴす「わぁ……!」
莉犬「すごーい!」
てると「おいしそう!」
やなと「早く食べたい!」
はりま「豪華だね!」
まぜ太「いただくか。」
心音「その前に。」
全員「?」
心音「らぴす。」
らぴす「ん?」
心音「体調は?」
らぴす「大丈夫!」
ロゼ「少しでも変だったら言うんだよ。」
らぴす「うん!」
メルト「約束ね。」
らぴす「約束!」
みんなは笑顔で席についた。
全員「いただきます!」
莉犬「このお肉おいしい!」
てると「ほんとだ!」
やなと「こっちも食べてみて!」
はりま「これもおすすめ!」
らぴす「いただきます!」
一口食べる。
らぴす「おいしい……!」
みかさ「よかった!」
らいと「いっぱいあるね。」
ロゼ「ゆっくり食べよう。」
まぜ太「急がなくていい。」
心音は、らぴすが食べる様子を静かに見守っていた。
らぴす「しおにぃ?」
心音「ちゃんと食べられてるな。」
らぴす「うん!」
心音は安心したように笑う。
しばらくして。
食事も終わりに近づいた頃。
らぴすが小さな声で話し始めた。
らぴす「ねぇ。」
全員「?」
らぴす「俺ね……。」
少し照れくさそうに笑う。
らぴす「前は、自分がみんなに迷惑をかけてるって思ってた。」
部屋が静かになる。
らぴす「体調を崩すたびに、ごめんって思ってた。」
莉犬「らぴぴ……。」
らぴす「でも。」
らぴすは兄たちを見る。
らぴす「しおにぃたちも。」
次に、いつメンを見る。
らぴす「莉犬くんたちも。」
らぴす「誰も迷惑なんて言わなかった。」
ロゼは優しく微笑む。
らぴす「みんなが『頼っていい』って言ってくれて……。」
らぴす「すごく嬉しかった。」
少し目に涙が浮かぶ。
らぴす「ありがとう。」
その一言に、みんなの表情が柔らかくなった。
心音「らぴす。」
らぴす「うん?」
心音「俺たちは家族だ。」
ロゼ「一人で抱えなくていい。 」
らいと「辛いときは助け合うものやけん。」
メルト「頼ってもらえるのは嬉しいことだよ。」
みかさ「だから、これからもいっぱい頼って!」
莉犬「らぴぴは大切な友達!」
てると「困ったらすぐ言って!」
やなと「俺たち飛んでくるから!」
はりま「一緒に笑って、一緒に頑張ろう!」
まぜ太「無理だけはするな。」
らぴすは涙をぬぐって笑った。
らぴす「うん!」
食事を終え、旅館の廊下を歩く。
窓の外には、たくさんの星が輝いていた。
らぴす「きれい……。」
莉犬「ほんとだ!」
てると「星いっぱい!」
やなと「すごいなぁ。」
はりま「ずっと見ていたくなるね。」
心音はそっとらぴすの隣に立つ。
心音「楽しいか?」
らぴす「うん!」
心音「それなら来てよかった。」
らぴす「しおにぃ。」
心音「ん?」
らぴす「またみんなで来ようね。」
心音は優しく笑った。
心音「ああ。何度でも来よう。」
その約束を胸に、みんなは夜空を見上げた。
笑顔があふれる、幸せな旅行の夜だった。
――続く。
第17話予告
「温泉で大はしゃぎ!?」
翌朝はみんなで温泉へ!
のんびり過ごすはずが、みかさと莉犬が大はしゃぎして、旅館中が笑顔に包ま
れて……。
Next❤400.🌾6
コメント
2件
続き楽しみ𐔌՞⁔•͈ ·̫ •͈⁔՞𐦯⋆꙳
志愛音玲さんの「みんなで囲む夕食」、じんわり心が温かくなる回でしたね。らぴすくんが「迷惑かけてる」と抱えていた気持ちを、みんなが「頼っていい」「家族だ」と包み込むシーンが特に好きです。14話から続く体調不良の後のこの夕食、心音くんが無理してないか静かに見守る距離感が優しくて。最後の「またみんなで来よう」の約束、晴れやかな気持ちで読み終えました。次は温泉でのんびりする姿も楽しみにしてますね。