コメント
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はっ!ここさ?夢のような世界だ、、、待って普通にこう言う系好きなんだけど待ってマイリストに保存しないと、、、通報されたなら自分泣くよ?いや.こんないい作品を見れなくなるなんていや!
素敵ね〜✨ 久しぶりに奏の作品読めて嬉しい!
神作品ありがとうございます☆ 小湊さんの人形なんて絶対綺麗やん...見つけたら絶対買っちゃう...
【愛人形】
※二次創作・◯◯展開あり(学園パロ・人形パロ掛け合わせ物語)
※(学生)城ヶ崎賢志×小湊圭一(人形)
城ヶ崎→「」小湊→[]
※通報しないでください
俺の住む街の外れに、小さな小物店ができた
布や毛糸、マグカップやエプロン、そして店主の手作りらしき人形が売っている
中でも人形は人気が高く、1日で全て売れることもある
そんな小物屋に、俺は今数人の友人と来ている
「小さいといっても、かなり広いんだな…」
俺は売り物よりも、店の内装のこだわりに見惚れて居た
友人は皆顔を揃えて、例の人形売り場に行っていた
そして何よりも友人達が揃って見ていたのが、とある等身大の人形だった
容姿は、着物を着ていて細身の男で、とても落ちたい表情をしている、髪は灰色に近い白で、とても美しい…
まるで人間そのものと云える程の出来で、俺は一瞬、生きた人間をケースに入れているのかと思った
そんな俺に、店主が話しかけてきた。店主は杖を持った髭の長い初老の男性だった
“君、ひょっとしてその子が気に入ったのかい?”
そういいにこにこと微笑んでくる店主は、まるで何かの物語に出てきそうな見た目だった
「いえ…つい、見惚れていただけで、」
俺が最後まで話す前に、店主は俺にこう提案してきた
“良ければこの子を貰ってやってくれないか?金はとらん、どうだい?”
突然過ぎることに驚いていると、いつの間にか店主がそのケースを開けた
その瞬間、まるで繋がれた糸が切れたように人形が俺の方へと倒れてきた
「____!」
その一瞬、人形と目が合った
俺は咄嗟に人形を抱き止め、その顔をまじまじと見た
だが、ピッタリと人形の目は閉じていた。
閉じた目を覆うまつ毛は長く、とても愛らしくも不気味とも取れた
“どうやらその子も、君が気に入ったようだね”
そういい店主はまた微笑み掛けてきた
帰り道、俺は人形を背負って帰っていた
一緒に来ていた友人が代わる代わる俺に話しかける
友人*)ソレ重くね?人形とはいえ男を担ぐとか、お前凄えよ*
などとくだらんことだった
「別に重くない、それに何故か、嫌な気はしない…」
そうして俺は人形を持つ手に力をいれた
家につくと、俺は早速人形を部屋へと連れ込んだ
ベットに寝かせると、さらに人間のように思えた
着物の隙から見える肌は、まるで血のかよう肉体そのものだと感じる
俺はその人形に興味がわき、少し触れてみることにした
触った感じ、布とは別のものと思う触り心地だった。おそらくはゴムの様な素材だろう、しっかりと骨のようなものまであるのが触ってとれる
髪は本物のように一本一本が丁寧に生えている
唇の感触は肌と同様の作りだった
「本当に繊細な作りだな…今にも動き出しそうだ」
などと云っていると本当に声が聞こえる気がして、俺は考えるのをやめた
少し気になり顔をみると
「!…は?」
またしても人形と目が合った…、
「何で、さっきまで開いてなかったはず」
見間違いと思い目を擦りもう一度見る、人形の目は閉じていた
「気のせいか…」
そうして息を吐く____と、不意に俺の耳が聞き覚えのない声をとらえた
[気のせいじゃないよ。]
俺は驚き人形を見る、何も変化はなかった…
少しばかり不気味に感じたが、俺はそんな思いを押し殺し、今日はもう寝ることにした
勿論、人形を隣に寝かせた状態で
その晩、俺は不思議な夢をみた
先程の人形によく似た男が、俺の名前を呼び続けているんだ
必死に声をだしている様に見えるが、何を云っているのかは分からない、なのに名前を呼ばれていることは分かった
そんな男の表情は、どこか泣きそうな子どもの様なものだった
そしてだんだんと景色が砂嵐のようになり、最後にプツリと嫌な音がなり終わった…
「…夢、か?、」
俺が目を覚ますと、時計は午前の1時40分を指していた
そして向きをかえると、そのには人形が居た
少し確認と、俺が顔を覗き込む。
相変わらず綺麗な顔立ちをしていて、とても美しい…
男の俺でも惚れ惚れするような完璧な容姿
「…はっ、お前が人間ならどんなによかったか」
俺は気がつけば、人形の顔に近づいていた
俺ははっとなり、慌てて距離を離した。何故か顔が熱くなり、胸が高まった
「何してるんだ俺は…///人形の、それも男に対して…///」
俺がぶつぶつと独り言を云っていると、またあの声がした
[君なら、口付けてもいいよ]と、
俺は人形を見た、目を閉じた人形の表情が、何故かキスを求めている様に見えた
俺はそのまま、人形に口付けた____
離れた頃に、俺は気がついた…人形の手が、俺の手を恋人のように握っていることに
朝、目を覚ますと人形が隣から消えていた
そして開けた覚えのないカーテンが開いており、そこに立っていたのは____
[…ふふ、おはよう。賢志さん ]