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宮舘Side
家に戻って、ジャケットを脱ぐ。
さっきの翔太の顔が、何度も浮かぶ。
❤「……俺、何かしたかな」
❤「最近、ゆっくり話せてないよな」
ソファに座り、天井を見上げる。
“俺の気持ち気づかない?”
❤「……」
❤「明日、誘ってみよう」
ちゃんと話したい。
そう決めて、目を閉じた。
⸻
翌日
楽屋ーー
❤「翔太!」
いつもより少し明るい声。
💙「ん?」
❤「今日さ、仕事終わり空いてる?」
少し期待を込めた目。
💙「え?」
💙「あぁ……ごめん、先約があってさ」
❤「あぁ…そっかぁ」
❤「じゃあ、明日は?」
💙「……明日もだ」
❤「……」
ほんの一瞬、表情が曇る。
でもすぐ、柔らかく笑う。
❤「空いてる日あったら、また教えて!」
❤「じゃあ、お先!」
小走りで出ていく背中。
💙「……」
💙(なんで予定入れたんだよ俺のバカ……)
今日は、涼太のことで相談したくて、康二と飲みに行く約束をしてしまった。
もちろん店も予約してしまっていた。
明日も外せない用事。
タイミングが、最悪だ。
⸻
飲み会にて
🧡「たしかに最近、だてさん人気やんな〜!」
ジョッキを持ちながら笑う向井。
💙「そうなんだよ」
💙「でも、寂しいって言えなくて」
🧡「なんでやねん」
🧡「恋人やろ?」
まっすぐな目。
🧡「思ってること言わな、伝わらへんで?」
🧡「そのままやと、関係こじれるで〜」
💙「……それは嫌だ」
🧡「ほな言いーや」
🧡「しょっぴーが“寂しい”なんて言うたら」
🧡「だてさん、絶対喜ぶって」
🧡「デレデレのトロトロなるわ、あの人」
💙「はは……そうかな」
🧡「はよ素直になりーや」
🧡「強がりすぎやねん」
💙「……」
胸の奥が、少し軽くなっていく。
💙「やっぱお前すげえわ」
💙「元気出た」
🧡「そらな?」
🧡「二人の相談よう受けてるからな〜」
🧡「もう慣れたわ!」
💙「ごめんw」
🧡「利用できるもんは利用せな!」
二人で笑う。
💙(言うか……ちゃんと)
逃げるのやめるか。
グラスを握りながら、翔太は静かに決意した。
つづく。