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数日後ーー
やっと俺と涼太の都合が合い、
涼太を食事に誘った。
“話がある”
それだけ送って。
既読がつくまでの数秒が、やけに長かった。
──────────────
店に着くと、先に来ていた涼太が立ち上がる。
いつもより背筋が伸びていて。
でも、顔が——
どこか焦っている。
どこか、怯えている。
💙(あれ……?)
椅子に座り、水が運ばれる。
💙「涼太、あの、俺さ………」
❤「別れたくない!!」
店内の空気が止まる。
💙「……へ?」
❤「絶対、別れないから!」
💙「ちょ、涼太?どうしたんだよ」
💙「落ち着けって」
❤「だって……」
その目が、今にも泣きそうで。
💙「何を勘違いしてる?」
❤「え……別れ話じゃないの?」
💙「はああ!?ちげーよ!!」
思わず声が大きくなる。
周りの視線が少し刺さる。
でもそれどころじゃない。
涼太の目に、涙が浮かんでいる。
安心したのか、力が抜けたみたいに椅子にもたれた。
❤「……はぁ…よかった」
❤「ここ最近、俺のせいで翔太との時間が全然取れなくなってるって気づいてさ…」
❤「翔太に嫌われたと思ってた」
❤「今日だって、“話がある”なんて言われたら……そりゃあ」
💙「……ごめん」
💙「まどろっこしかったな」
そう言って、そっとテーブルの上で涼太の手に触れる。
少し冷たい。
💙「俺は……たしかに」
💙「最近、寂しかった」
涼太の指が、ぴくっと動く。
💙「もっと一緒にいたいし」
💙「俺を優先してほしいって思った」
❤「翔太……」
💙「でもさ」
💙「束縛したくないし、涼太の交友関係壊したくないし」
💙「言えなかった」
💙「俺ら、仕事も忙しいし」
💙「なかなか時間…合わないじゃん」
💙「だから……」
視線を合わせる。
💙「涼太と会える時間は、めちゃくちゃ貴重なんだよ」
❤「ねぇ……」
涼太は強く俺の手を握り返す。
❤「一緒に住まない?」
💙「……へ?」
頭が追いつかない。
❤「そしたら、朝も夜も……一緒にいれるでしょ?」
真っ直ぐな目。
❤「仕事も、交友関係も、大事」
❤「でも」
❤「一番は、翔太だよ」
💙「……」
ずるい。
そんな顔するなよ。
つづく。